こんにちは。
ソロキャンプ歴15年、キャンプインストラクターのすけさんです。
ソロキャンプでは、初心者がテントの設置から片付けまで自分一人でやるのは大変です。車中泊なら面倒なテントの管理はなく、充実した時間が過ごせます。
この記事では、ソロキャンプでの車中泊の基本知識や車中泊に適した車、場所、食事方法をわかりやすく解説。記事を読めば、ソロキャプ初心者でも車中泊を始める方法や快適に過ごすための準備のコツがわかります。
- 日本キャンプ協会公認インストラクター
- JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー
- ソロキャンプ歴15年
- モットーは来た時よりも美しく!
【ソロキャンプ】車中泊の基本知識
車中泊は、自分のペースで進められ、好きな場所でキャンプできます。天候に左右されにくいため、安心して楽しめます。しかし、快適で安全な車中泊を実現するために、基本的な注意点を把握しておきましょう。
車中泊の魅力
車中泊は自然を身近に感じられ、快適な空間で過ごせます。
車中泊の魅力は、以下のとおりです。
- 好きな場所でキャンプを楽しめる
- 容易に移動できる
- 宿泊費を節約できる
- キャンプ場の混雑を避けられる
- 天候に左右されにくい
- 安定した環境で休息できる
- プライバシーが保たれる
- 自分のペースで時間を過ごせる
- 車をカスタマイズして快適性を高められる
車中泊の注意点
車中泊で安全かつ快適に過ごすためには、いくつかの注意点があります。注意点を守り、車中泊をより安全で楽しいものにしましょう。
車中泊の注意点は、以下のとおりです。
- 安全な場所を選ぶ(犯罪や自然災害のリスクが低い場所)
- 車内の換気を適宜行う
- 車内の温度調節をする
- 法規制を確認する(車中泊が許可されているかチェック)
- プライバシーを保護する(カーテンやシェードを使う)
- 車内収納を効率よく使う
- 駐車場のルールを守る(時間制限や騒音に注意する)
- 緊急時の連絡先を控えておく(警察やJAF)
- 虫対策をする
- ゴミは持ち帰る
【軽自動車と普通車】車中泊に適した車の条件
快適な環境が準備できれば、軽自動車でも普通車でも車中泊は可能です。車の使用目的や予算を踏まえ、最適な車種を選びましょう。
車中泊に適した車の条件は、3つあります。
- 背もたれシートがフラットになる
- 電源の確保ができる
- 車内空間が広い
背もたれシートがフラットになる
車中泊に適した車を選ぶ際、背もたれシートがフラットになるかどうかは重要なポイント。フラットになる背もたれシートは、車内での睡眠スペースとしての利用や、荷物の収納に最適です。
背もたれシートを簡単にフラットにできるタイプがおすすめです。長時間寝ても体が痛くならない程度のフラットさが必要。背もたれシートの下に収納スペースがあれば、荷物の収納にも便利です。
フラットな床面の延長線上にトランクスペースがあると、さらに広い場所を確保できます。
電源が確保できる
車中泊のキャンプでは、電源の確保が必須です。電源があれば、スマートフォンやタブレットの充電、LEDライトなどが使えます。冷蔵庫や電子レンジなどの家電も使えます。
車のバッテリーから直接電源を取る方法もありますが、車載用インバーターが必要です。車載用インバーターとは、車に流れる電流を家庭用のコンセントで使える電流に変換する機器です。ソーラーパネルを使用すれば、自然エネルギーを利用して電気を得られます。
ポータブル電源を持参すれば、どこでも手軽に電源を手に入れられます。エンジンを稼働させることで充電が可能ですが、燃料消費や騒音には注意が必要です。長時間使用を想定する場合は、バッテリーの予備や容量の確保も重要です。
車種によっては、専用の電源オプションが用意されていることもあります。購入前やレンタル時に確認するのがおすすめです。
車内空間が広い
車中泊キャンプの快適性を高めるには、車内空間の広さが重要なポイントです。広い車内空間は、快適な睡眠環境を確保でき、キャンプ用品の収納も容易です。
ハイルーフモデルやボックスタイプの車を選ぶことで、立ち上がるスペースを確保できます。後席を倒して広いベッドスペースも作れます。
車幅が広い車種を選べば、横向きに寝られ、寝返りも可能。車内空間が広いことで、車中泊キャンプをより一層楽しめます。
車中泊で快適な睡眠をとる方法
車中泊で快適な睡眠をとるためには、車内の環境を整える必要があります。
車中泊で快適な睡眠をとる方法は、以下のとおりです。
- 快適な寝具を選ぶ
- 車内のプライバシーを守る
- 寒さ対策をする
快適な寝具を選ぶ
寝具は、車のサイズや自身の身体に合ったものを選ぶことが重要です。
快適な寝具を選ぶポイントは、以下のとおりです。
- マットレスやエアーベッドを使用する
- 寝袋は体温を適切に保てるものを選ぶ
- クッション性や断熱性に優れたマットを使用する
- 体圧分散に優れたメモリーフォームマットを利用する
- 折りたたみ式の寝具を選ぶ
- 枕の高さや硬さを考慮する
- カバーが取り外し可能なタイプにする
自身に合った寝具を揃え、車中泊キャンプの夜をより快適に過ごしましょう。
車内のプライバシーを守る
車内のプライバシーを保護することで、安心してくつろげ、快適な時間を過ごせます。
車内のプライバシーを守るポイントは、以下のとおりです。
- カーテンやサンシェードで窓を覆う
- 車用のプライバシーフィルムを貼る
- サンルーフがある場合はカバーをする
- リアガラスには反射シートを使用
- 車内の照明は必要最小限にする
- 車外から見えにくい場所に駐車する
寒さ対策をする
車中泊のキャンプでは、朝晩の冷え込みに対応できる寒さ対策が必要です。
寒さ対策のポイントは、以下のとおりです。
- 断熱材や保温シートを使う
- 厚手の寝袋や毛布を用意する
- ホットカーペットや車専用のヒーターを利用する
- 寝着には保温性の高いものを選ぶ
- ドアや窓の隙間に防寒対策を施す
- 頭や首を温めるために帽子やネックウォーマーを着用する
- 靴下や手袋を着用して手足を保温する
- ホッカイロや携帯用のカイロを活用する
- 飲食には温かい飲み物やスープを取り入れる
- 寝る前に軽い運動をして体を温める
車中泊に適した場所を紹介
車中泊を満喫するには、安全性や利便性が欠かせません。自治体や観光協会が車中泊を許可しているエリアを選ぶことで、安心して車中泊できます。
車中泊可能なスポット
車中泊が可能なスポットは多岐にわたり、旅の計画に合わせて選べます。事前に、車中泊可能な場所や無料か有料かチェックすることが大切です。全国各地には、車での旅行者をサポートする施設やスペースが整えられています。
車中泊可能なスポットは、以下のとおりです。
- 休憩エリア、サービスエリア
- オートキャンプ場の車中泊エリア
- 道の駅に設けられた車中泊スペース
- 国や自治体が指定する車中泊可能な公園や駐車場
- 漁港や海岸沿いのスペース(事前にルールを確認)
- 民間の駐車場を利用した車中泊施設
- ホテルや旅館の提供する車中泊専用スペース
- 山間部や高原地の展望スポットでの車中泊
- 温泉施設の駐車場を利用するスポット(宿泊客の場合)
自然公園やオートキャンプ場
自然公園やオートキャンプ場では、広々としたスペースに囲まれながら、美しい自然環境や壮大な景色を存分に楽しめます。オートキャンプ場は、車を横付けしやすい設計となっており、車中泊に適した設備が整っています。シャワー、トイレなどの公共施設を利用できる場所がおすすめです。
しかし、自然公園やオートキャンプ場では、以下の点に注意が必要です。
- 事前に確認と予約をする
- ルールやマナーを守る
- 入場料や宿泊料の確認をする
- 火の取り扱いに注意する
- ゴミは持ち帰る
- ペット同伴の場合は事前確認する
車中泊での食事の準備
車中泊での食事は、限られた空間で調理します。持ち運びや保存が簡単な食材を選ぶのがおすすめです。簡単で美味しいレシピを準備して、食事を楽しみましょう。
簡単で美味しいレシピを準備する
食事の時間は、ソロキャンプの楽しみの一つです。旬の食材を使った、簡単で美味しいレシピを準備しましょう。新鮮な味わいとともに栄養バランスも整います。
ワンポット料理や缶詰を活用したメニューは、調理時間を短縮でき、後片付けも簡単です。朝は、火を使わずに準備できるサンドイッチが最適です。メニューを工夫することで、車中泊でも美味しく、簡単に食事を満喫できます。
食材を適切に保存する
食材は、適切に保存することで、食品の新鮮な状態を保ち、美味しく食べられます。
食材を適切に保存する方法は、以下のとおりです。
- 食材はクーラーボックスで管理する
- 肉や魚は購入したらすぐに冷やし、調理前まで冷蔵保存する
- 野菜や果物は通気性の良い容器やネットに入れる
- 乾物や缶詰は直射日光や湿気を避けた場所に保管する
- 開封後の食品は密閉容器に入れて保存する
- 車内の温度変化に注意し、直射日光が当たらない場所に置く
- 食品の消費期限を確認し、早めに使い切るよう計画する
- 保冷剤や氷を活用して、食材の鮮度を維持する
車内での調理に適した器具を準備する
車内の調理に適した器具は、コンパクトさと使いやすさがポイントです。適切な調理器具は、料理の手間を減らし、キャンプをより楽めます。
車内での調理に適した器具は、以下のとおりです。
- コンパクトなポータブルガスコンロ
- 折りたたみ式の鍋やフライパン
- 車用の12V電源を利用した電気ケトルやグリル
- 耐熱性と安定性に優れたシリコン製キッチンツール
- 使い捨て可能なアルミホイルやジップロック
- 複数機能を備えたキャンピング調理器具セット
- 軽量で破損しにくい素材の食器やカトラリー
- 水分補給用に水筒や携帯用浄水器
- 簡単に洗える食材カット用のまな板とナイフ
- 車内でのゴミ管理用の小型ゴミ箱やゴミ袋
選ぶポイントは、省スペースで収納可能なものや簡単に洗浄できる素材、車の電源で使用できるものです。自分の使いやすい器具を準備して、美味しい食事を楽しみましょう。
まとめ
ソロキャンプでの車中泊は、プライバシーを守りながら自分だけの時間を過ごせる魅力的なアウトドアです。しかし、その楽しさを十分に味わうためにはいくつかの重要なポイントがあります。
ソロキャンプでの車中泊を楽しむポイントは、以下のとおりです。
- 安全性と法規制を確認する
- 周囲に配慮する
- 車内の睡眠環境を整える
- 電源を確保する
- 快適な寝具を準備する
- プライバシーの確保をする
- 寒さ対策をする
- 食事準備に必要な器具を揃える
- 簡単で美味しいレシピを準備する
- 食材を適切に保存する
- ゴミは全て持ち帰る
事前準備をしっかり行い、車中泊でのソロキャンプを満喫しましょう。
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