こんにちは。
ソロキャンプ歴15年、キャンプインストラクターのすけさんです。
これからキャンプを始めたいけど、そもそもキャンプ場の探し方がわからない、何度かキャンプに行っているけどイマイチ気に入ったキャンプ場に出会えない、そのような方おられませんか?
- どうやって探せばいいのかわからない。。。
- 今まで使っていたキャンプ場が閉鎖になったので、新規開拓したい!
- どうもマナーが悪いお客さんが多くて居心地がわるい。。。
この記事では主に、ソロキャンプ初心者さん向けにキャンプ場の種類や探し方について解説します。
初心者の方には『Googleマップ』で『オートキャンプ場』の『フリーサイト』を探すことをオススメします。
女性ソロキャンパーさん向けの内容も記載しましたので、参考にして頂ければうれしいです。
キャンプ場選びの参考にして下さいね!
- キャンプ場の種類がわかる
- キャンプ場の検索の仕方がわかる
- 選ぶ上での確認ポイントがわかる
- 女性ソロキャンパーさんの注意点がわかる
- 日本キャンプ協会公認インストラクター
- JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー
- ソロキャンプ歴15年
- モットーは来た時よりも美しく!
オートキャンプ場と普通のキャンプ場の違い
キャンプ場には、オートキャンプ場と普通のキャンプ場があります。それぞれに、メリットデメリットがありますので、順番に解説していきます。
オートキャンプ場
オートキャンプ場というのは、車の乗り入れが可能なキャンプ場のことで、すぐ上の写真は、オートキャンプ場になります。テントの隣に車を横付けできますので、荷物の運搬などは すごく楽です。
一方で、繁忙期などは、お風呂に入るために短時間 車を出すと、戻ってきたら、そこにテントを張られていた!なんていうことも。。。またサイト内を車が走行しますので、走行音が気になったり、夜間に入場する車のヘッドライトの光が気になることもあります。
初心者さんには、荷物の運搬で疲弊しない様、オートキャンプ場をオススメします!
普通のキャンプ場
車の乗り入れができないのが、普通のキャンプ場です。こちらは駐車場に車を停めて、そこから荷物を運搬する必要があります。
運搬に関しては、キャリーワゴンを使うなど工夫したい所。キャンプ場によっては、リアカーを貸し出してくれる所もあります!
メリットは、サイトに車が入らないため、静かなので小さなお子さん連れの方も安心ですね!
区画サイトとフリーサイトの違い
区画サイト
区画サイトとは、区画分けされているサイトのことです。予約をすれば場所を確保できますので、当日安心です!キャンプスペースにおいても、確実に確保できるという安心感があります。
デメリットとしては、料金が高めであること、キャンプ場によっては、隣との距離感が近く、のんびりくつろぐには適さない場合があります。
確実に場所を確保できている安心感はよいですね
フリーサイト
フリーサイトとは、特に区画分けなどされていないサイトのことです。料金は安めで、テントを張る場所を自分で好きに決めることができます。川沿いや湖畔など、景観が良いサイトは、フリーサイトが多いです。
デメリットとして、人気のキャンプ場だと、場所の確保に苦労することがあります。
初心者さんは、できれば空いているフリーサイトでゆっくりテント設営するのがオススメです
サイト選び:どんなロケーションでキャンプしたいか
キャンプ場によって色々なサイト(テントを張る場所)があります。
- 林間サイト
- 川沿い、湖畔、海辺サイト
- 芝生サイト
人によって、どんなサイトが好みか、どこを重要視したいかは、様々です。ハンモックなどを使う方は、必然的に林間を多く選びますし、目の前の景観を重視したい人は、川沿いや湖畔サイトを好みますね。
個人的には、かなり景観は重視しますね〜
それぞれの特徴を以下で説明します。
林間サイト
周囲を木で囲まれたサイトです。木が日差しを遮ってくれるので、夏でも比較的過ごしやすいのが特徴。一方で虫が多かったり、日差しを遮る為、テントの乾燥に時間がかかったりします。
TC素材等の乾燥しにくいテントを使っている方は注意ですね
視界も木々が遮るので、プライベート空間が確保しやすいのもポイント。ハンモックや軍幕系を使う人は、雰囲気が抜群に合います!
川沿い、湖畔、海辺サイト
目の前が川や湖のサイト。視界が開放されて気持ちいい!川の流れる音を聴いているだけでも癒されます。海辺では、ビール片手に日本海に沈む夕日を楽しめるところも!
前方視界に人が通過しないのもグッドポイント
場所によっては、虫が多かったりするので注意!雨予報の時は、増水するので川の近くにはテントを設営しない方が安心です。川沿いは、地面が硬い&石も多いので、ペグ打ちに苦労します。鍛造ペグなどの強度があり、30cmほどの長さがあるものを準備しましょう。
芝生サイト
地面が芝生のサイトです。芝生の質によっては、マットを敷く必要がないぐらい ふかふか で、寝転んだ時に気持ちがいいです。地面が柔らかく、ペグ打ちにも比較的苦労しないのが利点。
直火禁止のキャンプ場では、焚き火台は必須!なるべく火床の高い焚き火台を使用し、芝生を焦がしたりしないよう万全に注意したいですね。
芝生サイトでの焚き火には、特に注意しましょう!
確認したいポイント:スマホ電波、道中の道の広さ、管理棟の販売品を確認
スマホの電波は届くのか?
キャンプ場は、山あいにあることも多く、電波の届かない場所もかなりあります。せっかくなので、デジタルデトックスしよう!という考え方もありですが、「自由に楽しむのがソロキャンプ」全然、スマホ等を触ってもいいと思いますよ。
キャンプをはじめてすぐの頃、初心者さんは、何をすればよいのか分からなかったり、時間を持て余したりすると思いますので、スマホ持参でよいと思います。電波が届くかどうかは、直接キャンプ場に問い合わせたり、SNSで言及している方の意見を参考にしましょう。
オフラインでも見れる様に、映画や歌を事前にダウンロードするのもありなんだね
道中の道の広さはどうか?
キャンプ場付近の道が狭いのは、あるあるです。運転に自信がない方や、大型車に乗っている方は、注意が必要です。YouTubeでキャンプ場のレビュー記事を上げておられる方が、道中から撮影されている事もあるので参考に。。。
あとは、キャンプ場に、直接問い合わせる事です。せっかくのキャンプで、事故を起こしたり、車に傷を付けてしまっては台無しになります。要チェックしておきましょう!
管理棟で販売している物はあるのか?
管理棟で食品や薪を販売しているかどうかを事前に確認しましょう!薪が現地で買えるなら、事前準備の量が減るので有難いです。販売していない場合は、前日までに購入したり、当日キャンプ場までの道中で購入します。
キャンプ場近くなら、設営が終わってからの購入でもよいです。
ホームページなどで販売品は確認する様にしましょう。
温泉があるかどうか?
キャンプ場近くに温泉があるかどうかもチェックしたい所です。初心者のうちは、不慣れなテントの設営で疲れたり、手も汚れますので、温泉でリフレッシュしましょう!
午後4時くらいに温泉に行くと、あまり人もいなくて空いており、夜の焚き火タイムも長く取れるのでオススメです!
温泉があるとそれだけで楽しみが一つ増えるのでよいですよね。
キャンプ場の探し方4選:Googleマップ、YouTube、ブログ、検索サイト『なっぷ』
Googleマップで探す:多くのキャンプ場が調べられる
Googleマップでキャンプ場を調べる方法です。多くのキャンプ場を調べられるので一番オススメ!僕もこの方法で調べています。
まずGoogleマップを開きます。検索窓に『キャンプ場』と調べたい『都道府県名』を入力します。今回は『キャンプ場』『北海道』で検索してみます。
すると、赤いピンの三角マークが出てきました!これがキャンプ場です。
えっ、北海道って、これだけしかキャンプ場がないの?
もちろん、もっとありますよ!『結果』に出てきた所をマウスでスクロールしてみて下さい!
すると、以下の様に、赤色三角のマークの場所が変わります。この様にスクロールしていくと、どんどん別のキャンプ場が結果に現れ、ポインタ表示されていきます。ある程度、地域が決まっている場合は『キャンプ場』『富良野』などの地域名で検索するとよいです。
スマホで調べる場合も、地域名を絞って検索する方が見やすいです!
マウスのカーソルが当たっている所のポインタが、少し大きく表示されます。今は、『みさき台公園キャンプ場』にカーソルが当たっているので、赤くマークされたおおよその場所が確認できます。
表示されたキャンプ場の中から比較的「評価数が多く」「評価点が高いキャンプ場」を順番に見ていきます。今回はみさき台公園キャンプ場が評価数も280と多く、4.4と評価点も高いので、ここをもう少し深掘りして調べていきます。
初心者さんは、最初は評価の多いキャンプ場を選んだ方が無難です。慣れてから穴場を探してみて下さいね。
では、みさき台公園キャンプ場をもう少し詳しく調べたいので、検索結果の「みさき台公園キャンプ場」をクリック、次に「クチコミ」をクリックします。
すると、以下の様に、利用者の方のクチコミが写真付きで表示されます。また、一番上にはタグが並んでおり、『温泉』と『夕日』の数値が多いです。このキャンプ場は、温泉が近くて夕日が綺麗に見えそうな事が想像できますね。
バイク旅で利用しましたが、実際に温泉も近く、夕日がとても綺麗でした!
次に下記をクリック、キャンプ場のホームページに移動して、金額など確認します。
クチコミの内容と写真、ホームページの情報などから、行きたいキャンプ場を決定します。初心者さんが確認する項目としては、以下の様な点があります。
- オートキャンプ場
- フリーサイト
- 自宅からあまり遠くない
- ソロ利用者が多そう
見つかったキャンプ場で、予約が必要な場合、HPや電話で予約しましょう。
YouTubeで探す:道中の道を含め、映像で確認ができる
次の方法は、YouTubeで探す方法です。YouTubeでも検索窓に『地域名』『キャンプ場』と入力して検索します。
- 〇〇県キャンプ場オススメ10選
- おすすめの絶景キャンプ場
- ソロ向け
- 初めてのキャンプ場選び
- 〇〇キャンプ場レビュー
など、色々な検索結果が出てきます。ソロの方ならソロ向け、初心者に向けた動画、レビューなどから確認してみましょう。YouTubeで検索する強みは現地の様子が映像で確認できることです!
女性の方達は、トイレの綺麗さも気になるところですよね、映像でしっかり確認しましょう。
キャンプ場の混み具合が確認できたり、道中から撮影してくれている方もおられますので、すごく参考になりますよ!
Googleマップで調べた場所の最終確認に使うのもありです!
ブログで探す:細かい情報もひろえる
ブログでも検索できます。こちらもGoogle検索窓に『地域名』『キャンプ場』で検索。ブログで調べる利点は、「細かい情報を載せてくれている場合がある」という事です。
- 地面の硬さ
- 付近の温泉情報
- Googleマップ
- 最寄駅やバス停
YouTubeの場合、細かい情報まで出していない場合もあり、ブログの方が詳細な情報が掲載されていることがあります。両方にメリットがありますのでうまく使っていきましょう!
キャンプ場検索サイト【なっぷ】で探す:数は限定されるが、口コミは参考になる!
キャンプ場検索、予約サイト【なっぷ】を利用する方法もあります。見やすい構成になっており、キャンプ場と金額まで一目で確認できるのは良いですね。なっぷで予約まで進めることもできるので楽です。(予約不可もあり)
ナップは無料の会員登録をすれば簡単に利用することができます。注意点としては以下があります。
- 全てのキャンプ場が掲載されているわけではない
- 検索結果に出てきても「なっぷ」で予約まではできないことがある
- 日付指定時にヒットする件数は、指定の日程で予約が空いている施設・プランのみ
試しに日付を何度か変えて検索してみましたが、結構ヒットする数は少なめでした。
じゃあなっぷは使わないほうがいいの?
そんなことはないですよ、予約まで できるキャンプ場なら楽ですし、なっぷのクチコミは参考になります!
穴場、空いているキャンプ場の探し方
初心者さんに いきなり穴場のキャンプ場探しはオススメしませんが、少し慣れてくれば静かな環境で過ごしたいもの。穴場のキャンプ場=人が少ないけど悪くないキャンプ場の探し方について解説します。一度見つけてしまえばリピート利用できます。
Googleマップで評価数が多すぎない所やSNSから探す
Googleマップで評価数があまり多すぎないキャンプ場を探します。
評価数が多いキャンプ場は人気で人が多い。穴場を探したい方は、評価数が多すぎないキャンプ場をチェックしていきましょう。評価点については気にせずに、評価数が少ないところをひとつずつチェックしていきましょう。
評価点については、以下の様な内容で☆1を付けられているケースもあります。
- 道が狭かった
- 夜中まで騒いでいる人がいた
- 設備が古かった
- オートキャンプ場じゃない
- 予約の仕方が手間
などの理由で、同様の悪い評価があまりにも多い場合は注意が必要かと思いますが、人に関する内容など、たまたまその時がそうだった可能性もあります。自分がそれを許容できるなら、自分にとっては人が少なくて良いキャンプ場になり得ます。
最終的には、実際に行ってみて判断して下さいね
他には、自分のキャンプスタイルと似ている人をインスタなどで見かけたら(例:林間サイトでソロを楽しんでいる)その人が行っているキャンプ場をチェックさせてもらいましょう。キャンプ場の名前を出していなくても、コメント欄でわかったりすることもあります。
比較的自分の住んでいる場所と近い人なら、結構参考にできますよ。
僕は、この方法でたまたま見つけたキャンプ場が、今でもお気に入りです
同じキャンプ場に通っていると、ソロキャンプ仲間ができたりします。その人達からの情報もすごく参考になりますよ!
可能なら平日に行ってみる
穴場キャンプ場探しとは違うのですが、そもそもで人気のキャンプ場でも平日は空いてることがあります。平日に行ける方なら、人も少なくて、良いキャンプ場のお気に入りサイトを確保できることも!
また「冬にキャンプする」という方法もあります。「冬キャンプ」人気が出てきたとはいえ、まだまだメインの3シーズンよりは、人が少ないです。冬は『空気が澄んでいて星が綺麗』『虫が少ない』『人が少ない』など、多くの魅力があります。
初心者さんにはハードルが高いので、徐々に経験を積んで慣れてきたら考えてもいいですね。
ちなみに僕の一番好きなキャンプシーズンは、冬です
女性ソロキャンパーのキャンプ場選び:専用サイト利用やテントを張る場所を工夫
アニメの影響なのか、女性ソロキャンパーが増えましたね。ですが、残念なニュースを度々目にします。
- ジロジロみられた
- 一緒にお酒を飲もうと、しつこく言われた
- 頼んでもいないのに設営を手伝おうとされた
男性の方が力も強いですし、変に断るのも怖いですよね。。。
男性の皆さん、声をかけたりするのは、たとえ親切心だとしても、女性にとっては怖いだけなのでやめましょうね
確認項目として、下記を挙げました。本来は、好きなキャンプ場でキャンプできるのが理想なのですが、現状難しいので、次のようなキャンプ場やテントを張る場所をオススメします。
- 女性限定のサイトを利用する
- 土日を選んだり、人が多いキャンプ場を選ぶ
- スマホの電波が届くキャンプ場を選ぶ
- ツールームなどの大型幕を張っているファミキャンの、あまり近すぎない場所に張り、軽く挨拶しておく
- 念の為、防犯ブザーを常備しておく
まだまだ数は少ないですが、女性限定のサイトを用意してくれているキャンプ場もありますので、そういった場所を利用したり、通常のキャンプ場の場合、人が多めの土日、人気のキャンプ場を選びましょう。
ツールームなどの大型幕を張っているファミキャンは宿泊する可能性が高いので、あまり近すぎない距離感でテントを張り、何かあった際に頼れるよう軽く挨拶はしておきたいです。
オートキャンプ場で車をテントの横に停める。タープを低めに張り、周囲からの視界を遮る工夫をする、などもあります。
奥琵琶湖キャンプ場など、迷惑行為に対して強く注意喚起してくれている所もありますので、検討したいですね。
まとめ
最初は探し方もわからない為、苦労しますよね。気に入ったキャンプ場を見つけたら、リピートするのもいいですね。また思い切って別のキャンプ場を探してみるのもオススメ!もっと良いキャンプ場が見つかるかもしれません。
今回の内容を簡単にまとめると以下の様になります。
- キャンプ場にはオートキャンプ場と普通のキャンプ場があり、初心者には車横付け可能なオートキャンプ場のフリーサイトがオススメ
- サイトの景観は、好みで選んでOK
- オススメの検索方法は、Googleマップでの検索
- 穴場のキャンプ場探しは、Googleマップで評価数が少ないところからチェック
- 女性ソロキャンパーは、専用サイトの利用、キャンプ場選びを慎重に!
キャンプ場探しもキャンプの楽しみのひとつ!自分に合った場所を見つけて下さい!
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