【初心者必見!】タープの張り方をマスターする5ステップの完全ガイド

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  • タープってどうやって張るの?
  • タープ張りのコツやテクニックが知りたい

タープの張り方はコツさえ掴んでしまえば難しくありません

本記事では、タープの張り方や張る際の注意点、応用テクニックについて、初心者の方でもわかりやすく解説します。天候や地形に左右されない張り方も解説しているため、応用テクニックを身につけることが可能です。

記事を読むことで、タープの張り方が5つのステップで簡単にできるようになります。今からタープを使いたいと考えている初心者の方でも、アウトドアがもっと楽しく快適になるタープの張り方をマスターできます。

このブログの管理人
すけさん
現役ソロキャンパー
  • 日本キャンプ協会公認インストラクター
  • JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー
  • ソロキャンプ歴15年
  • モットーは来た時よりも美しく!
目次

タープを張る前の準備

タープ設営中

安全で快適なキャンプの実現には、タープを張る前の準備が重要です。使用するタープのサイズと形状を確認し、適切な場所を選ぶのを忘れずに行いましょう。タープと付属品の状態を事前にチェックすることで、万が一の問題にも迅速に対応できます。

タープの状態以外に、事前にチェックしておきたいポイントは以下のとおりです。

  • 風向きの確認
  • 必要な道具の準備
  • 設営手順の理解
  • 天候のチェック
  • スペース利用計画の立案

風向きを確かめ、風を避けて設営することも重要です。事前に必要な道具を準備、動画などで設営手順を理解しておくことがスムーズな設営につながります。

天候をチェックして雨や、強風への備えをしてください。最終的に、タープ下のスペースを効果的に活用する計画を立て、快適なリビングスペースにしましょう

タープを設営する場所の選び方

テント

タープを設営する場所を選ぶ際には、快適で安全なキャンプ体験を提供するためのいくつかの要素が重要です。平坦で水はけが良く、自然の遮蔽物を活用できる場所が理想的です。雨や強風から身を守るとともに、快適な活動スペースを確保できます。

大木の近くであれば、日中の暑さを避けるための日陰となり、風を和らげる効果も期待できます。周囲に他のキャンパーがすでにいる場合、狭いところにタープを張るのはマナー違反。周囲のキャンパーの状況もよく確認しましょう。選んだ場所は野生動物や虫が多いエリアを避け、清潔で自然を損なわないような配慮も必要です。

すけさん

冬の場合、木や山により影になってしまい、タープの乾燥に時間がかかる場合があります。ここは臨機応変に!

林間サイトでは頭上の確認も忘れずに!木の上の方で折れて引っかかっているものがあれば、風で落下してくる危険があります。

以上のポイントを押さえることで、安全かつ心地良いキャンプのためのタープ設営が可能です。

タープを張る際の注意点

タープ

タープを張る際には、風の影響を考慮した設営が重要です。風上側から風下側に向かってタープを設営し、強風時の安定性を高めることが肝心です。ガイラインを追加することで、風による揺れや動きを抑制し、さらに安定した設営ができます。

押さえておきたいポイント

  • 夏はタープを張った際にできる日陰を想定し、位置を決める
  • テントを張る位置、焚き火を行う位置も検討した上で配置を決定する
  • 風が出ている場合高さは低めに、タープにより風を受け流す位置に設営
  • 適切な太さのポール、ガイライン、ペグを使用する
  • ペグダウン、ガイラインの張り調整は確実に行う。ペグが抜けては大変危険

ポールサイズの参考値

ポール種類太さ長さ
メインポール20mm以上2m以上
サブポール15mm以上1.7m以上
すけさん

メインポールはタープ本体を支え、サブポールは一部立ち上げたりするのに使い分けるイメージです

火気の使用に際しては、タープの下での直接火の使用を避け、十分な安全距離を確保することが大切です。ポールの先端やペグが周囲に害を与えないように、設置場所を慎重に選ぶ必要があります。

すけさん

焚き火を行う際は、タープから離れた位置の風下で行うのが基本です

タープ生地のテンション調整にも注意が必要です。適切なテンションを保つことで、風の影響を受けにくくなると同時に、見た目や機能性の低下を防ぎます。活動範囲を考慮し、周辺の障害物と十分なスペースを確保することも重要です。

タープにたるみがあると風に弱くなり、雨が降った際そこに水が溜まってしまいます。ピシッと張ることを心がけましょう

地面が柔らかいか湿っている場合は、特にペグの固定が困難です。なるべく地面が固い場所を選ぶか、40cmほどの長めの鍛造ペグを使用するなど検討しましょう。

注意点を押さえながらタープを設営すれば、アウトドア活動を快適かつ安全に満喫できます。

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タープの張り方5ステップ

タープとテント

タープを上手に張ることは、アウトドアで快適に過ごすために重要です。雨や日差しから身を守り、食事やくつろぎの空間を作れるため、しっかり張り方をマスターしましょう!

タープ設置にはいくつかのステップがあります。以下のステップを丁寧に行うことで、タープはしっかりとした形で設置できます。

  1. タープの配置と向きを決める
  2. ポールとペグを正しく設置する
  3. タープ生地を広げ、グロメットへ取り付ける
  4. ガイラインの張りテンションを調整する
  5. 形状を整える

こちらの『チキューギ.』さんの動画が初心者さんにもわかりやすいです。一番オーソドックスなタープの張り方を説明してくださっています。参考になさってください。

1.タープの配置と向きを決める

タープの配置と向きを決める際は、キャンプ場の風向きと日照を確認することが大切です。どこにタープを設置するかは、タープ内での活動スペースと、周囲の状況をよく観察して決めましょう。

タープの長辺を風上に向けると、風が通りやすくなります。雨が予想される際には、水はけを良くするため傾斜をつけることが重要です。周囲の木や構造物を利用して、タープを固定できる場所を選ぶこともポイントです。

タープ設営時に考えるポイント例

  • 風を受け流す形状での設営
  • テントとタープの動線。テント出入り口にタープを繋げるとリビングスペースへの動線がよい
  • 夏は日陰を意識して向きを検討する
  • 景観が良い方向は開けておく
  • 周囲に他のキャンパーがいる場合は、タープの面をクローズしてプライバシーを確保する

テントとタープを繋げて配置することによりリビングスペースを確保

適切な場所にタープを配置すると、快適なキャンプを楽しむ準備が整います。

2.ポールとペグを正しく設置する

タープを快適に利用するためには、ポールとペグを正しく設置することが重要です。適切な設置はタープを安定させ、強風時でも安心して過ごせます。

ポールとペグダウンの位置は、上記の動画を参考に適切な位置にポールを配置、ペグダウンします。

タープ図解

ペグ打ちをする際には、地面と45~60度の角度で斜めに打ち込み、ポールがしっかりと立つようにします。ペグはしっかり深く打ち込み、ポールを立てた後にはタープがたるまないように微調整を行いましょう。

すけさん

使用するペグは長さ30cmほどの鍛造ペグが無難です!

上記によりタープは適切にテンションがかかり、快適なアウトドアライフを楽しむための基盤を作れます

ポールがタープに付属していない場合、以下のポールがオススメです。

メインポールのオススメ

サブポールのオススメ

3.タープ生地を広げ、グロメットへ取り付ける

タープを広げる

タープを張る際には、生地を広げる作業が非常に重要です。平らな場所を選んでタープ生地を広げます。広げるとき、生地がきれいに広がるよう、丁寧に行う必要があります。

タープの四隅にあるグロメット(穴と金属製のリング部分)を確認しましょう。グロメットがしっかりとついていることを確かめた後、ポールの先をグロメットに通して固定します。

タープの各角から伸びるロープを、ペグで地面に固定する準備を行います。特に注意すべき点は、生地がたるまないようにしてください。たるみがあると、風が強い日にタープが不安定になったり、水が溜まってしまったりします。タープが正しく設置されれば、アウトドア活動がより快適になります。

ポールにはまずタープを通し、その上からロープを引っ掛けます。この順番が逆になると、風でタープが抜けてしまう可能性があります

4.ガイラインの張りテンションを調整する

タープを快適に利用するためには、ガイライン(テントやタープを張る際に使うロープ)の適切な張りテンション調整が重要です。タープの四隅にガイラインを取り付け、地面にペグで固定します。固定した後、それぞれのテンションが均等になるように張り直して調整してください。

適度な張りテンションを保つことで、タープが風で煽られず、しっかりとした形状を維持できます。強風時にはガイラインを短くし、タープを低く設営することで安定性を高められます。

すけさん

ガイラインを引っ張る方向を正しく、自在金具でしっかり張りましょう

ガイラインの調整は、天候や地面の状態に応じて随時行いましょう。適切な張りテンションの維持は、タープを使う際の快適性と安全性に直結するため、十分に注意して調整してください。

5.形状を整える

タープを最適な状態で利用するには、タープの形状を整えることが重要です。タープの四隅と中央部分が均等に張られているかを確認します。確認後、ポールの位置の微調整をしてください。微調整によって、平面がきれいに見えます。

続いてガイラインの調整が必要になります。生地にしわがなく、張りが均一になるよう工夫をしましょう。地面との角度やポールの高さを変えることも大切です。調整を行うことで、風の流れや日差しを考慮した理想的な形にタープを整えられます。

すけさん

ガイラインをしっかり張っても、シワやたるみが取れない場合、ペグダウンの位置が適切でないかもしれません、ペグ位置を再確認しましょう

タープが希望する形と、機能を果たしているかを全体的なチェックも必要です。以上のステップを踏むことで、安定して快適なキャンプライフを満喫できます。

タープ張りの応用テクニックとコツ

タープとザック

タープ張りは、アウトドアでの快適な過ごし方を左右する重要なスキルです。慣れれば簡単な作業ですが、応用テクニックとコツを知っていると、快適に使用できるようになります。

応用テクニックやコツについては、以下のとおりです。

  • 風向きと天候の変化に対応する方法
  • タープの高さを調節して快適性を上げる方法
  • 地面が硬い時のペグ打ちのコツ
  • 不整地でのタープ張りのポイント

上記のテクニックを理解することで、アウトドアライフをより快適に満喫できます。

風向きと天候の変化に対応する方法

風向きと天候の変化に対応するためには、事前の準備と対策が大切です。特に風が変わりやすい屋外では、タープの設営に工夫が必要になります。

風向きを見極めることで、タープを正しい位置に配置し、安全に利用できます。天候の変化への迅速な対応は、屋外活動の快適性を保つために欠かせません。悪天候に備えて、タープの生地を防水スプレーで事前に処理することも大切です。

すけさん

ソロキャンプの場合、強い風があらかじめ予想される場合は、ステルス張りなど風に強い設営も要検討です

タープの高さを調節して快適性を上げる方法

タープの高さを調節することは、アウトドアでの快適性を大きく向上させる重要なポイントです。高さの調整が、日陰の範囲を広げるだけでなく、風の流れをコントロールする効果もあります。

タープの中央部分を高くし、端を低く設定する場合、安定性が高まり、風の強い日でも安心して過ごせます。アジャスタブルなポールを使用すれば、高さの変更が簡単になり、さまざまな状況に柔軟な対応が可能です。

タープの高さは、活動内容に応じて変えてください。立って作業をする時は高く、座ってくつろぐ時は低くすると快適です。日中は日差しを避けるために高くし、夜は暖かさを保つために低く調整しましょう。時間帯に応じて調節するテクニックも有効です。

適切なタープの高さに調整することで、アウトドアライフをより快適に満喫できます。

地面が硬い時のペグ打ちのコツ

ペグとロープ

キャンプやアウトドア活動において、タープを張る際に直面する一つの問題は、地面の硬さです。硬い地面にペグを打ち込むことはしばしば困難を伴います。適切なテクニックを身につけておけば、安定したタープの設営が可能です。

柔らかい場所を選んだり、ペグの打ち込み角度を少し斜めにすることで、抜けにくくできます。柔らかすぎる地面もペグが安定しないため、適度な硬さも必要です。

適切なハンマーと鍛造ペグを使えば、問題なくペグダウンできることがほとんどです。僕は下記のハンマー、ペグを使って今までに打ち込めなかった状況はありませんでした。

場合によっては、タープの位置を変更して柔らかい地面を探すのも効果的です。

すけさん

地中の石にぶつかっている場合、少し位置をずらせば入ることが多いです

オススメのハンマー

オススメのペグ

河川敷のような石がゴロゴロしている環境だと、しっかりペグが効いてくれるのにある程度の深さまで打ち込む必要があります。ペグは30cmの長さは欲しいところです

確実な設営のためには、ガイラインを用いてしっかり固定し、ペグが抜けないよう深く打ち込みましょう。地面の状態に応じて石の重しを使うなど、さまざまな工夫が大切です。応用テクニックにより、タープを安定して張れます。

不整地でのタープ張りのポイント

不整地でタープを張る際には、快適に過ごすための重要なポイントを押さえることが大切です。地面の傾斜や凸凹をよく観察し、水平に近い場所を選びましょう。地面が平らでなければ、シャベルで平らにしたり、マットで凹凸をカバーするのが有効です。

ペグが打ちにくい土地では、大きな石などの重りを使ってタープを固定する手もあります。土の柔らかさを見極め、適切なペグを選び、しっかりと深く打ち込むことが肝心です。タープが風に飛ばされないように、ガイラインを使ってしっかり張ることも重要です。

ペグを使用しないガイラインの固定方法

  • 木があれば利用し、ガイラインを固定
  • 石のベンチがあれば利用し、ガイラインを固定(キャンプ場に許可を取る)
  • 大きめの石があれば利用し、ガイラインを固定
  • オートキャンプなら車の頑丈な部分にガイラインを固定
  • 砂浜などではビニール袋に砂を入れてガイラインに結び、地面に埋める
  • 雪中では薪にガイラインを結び、雪の中に薪を埋めて、足で雪を踏み固める
すけさん

あまりに風が強い場合、固定力が足らないことも。タープの設営を諦めることも重要です

グランドシートを敷くことで地面を保護し、快適な空間を確保できます。調節可能なポールを使用すれば、タープの高さ調整も柔軟に行うことが可能です。雨水や落ち葉が溜まりにくい最適な角度を見つけることが、タープ使用時の快適性につながります。

安全を考慮し、周囲の環境や障害物を確認することは欠かせません。タープの下を歩く人が動きやすいように、出入りしやすいレイアウトを心がけることが、不整地でのタープ張り成功への鍵です。

アレンジを効かせたタープの張り方

車とカーサイドタープ

アウトドアでの快適な空間作りには、タープの上手な張り方が重要です。アレンジを効かせたタープの張り方は、より快適で機能的なアウトドアライフを提供する手段です。アレンジのポイントは、目的や環境に応じて最適な張り方を選びましょう。

タープのアレンジについては、以下のとおりです。

  • 開放感のあるオープンスタイル張り
  • 風通しを良くするための片側上げ張り
  • プライバシー保護のための側面下げ張り

上記のアレンジ方法を駆使することで、さまざまな状況下でも快適に過ごせます。

開放感のあるオープンスタイル張り

開放感のあるオープンスタイル張りは、周囲の景色を満喫できる張り方です。オープンスタイルでは、タープの一部を高く設置し、他の側面を低くすることで、広々とした空間と視界を確保できます。

すけさん

ソロキャンプなら、ダイヤモンド張りはかなり開放感がありますね!

ポールを高めに設置して周りを低くすることで、開放的な空間を確保できます。広々とした空間なため、開放的に楽しむことができます。設営も簡単にできることから、オススメの張り方です

視覚的な広がりを感じながら、自然との一体感を得られるため、アウトドアでのひと時をより豊かにしてくれます。

風通しを良くするための片側上げ張り

風通しを良くするためには、片側上げ張りがおすすめです。片側のポールの高さを通常より高くし、反対側は低くして斜面を作る方法で、暑い日のアウトドア活動を快適にするのに役立ちます。高い側を風上に向ければ、風をタープ内に効果的に導けます。一方の角を特に高くすることで、風をより多く取り込むことが可能です。

風の強さに応じて、低くした側にサイドシートを取り付けることで、風の流れをコントロールし快適な環境を維持できます。タープを安定させるには、グロメットやガイラインの適切な使用が大切です。風通しが良くなると、アウトドア活動がより快適になります。

すけさん

強風をまともに前から受けると厳しい張り方です。夏場に風を少しでも取り入れたい時に有効です

プライバシー保護のための側面下げ張り

プライバシーを守りたい時に、役立つのが側面下げ張りです。周囲からの視線を遮ることが可能となり、近隣のキャンプサイトとの間に、プライバシースクリーンとして機能します。側面を低く保つことで風の影響を受けにくくし、タープの安定性を高める効果もあります。

タープの一部を地面に接近させることで、外部からの光の侵入を減らし落ち着いた雰囲気を作ることも可能です。内部では、リラックスするためのスペースを確保でき、自分だけの落ち着いた空間を演出できます。雨天時には水の流入を防ぎ、中をドライに保てます。

視線を気にせずにリラックスできるキャンプ環境を実現するために、側面下げ張りを試してみることをおすすめします。

まとめ

テント内からの景色

タープを張る際には、場所選びから始め、安全かつ快適なアウトドアライフを実現できます。準備段階でのポイントを押さえ、ステップに従ってタープを設営しましょう。雨風をしのぎつつ、開放感を堪能できます。

オープンスタイルや片側上げ張りなど、アレンジを加えるのもおすすめです。さまざまな状況や個人の好みに合わせた快適な空間を作り出すことが可能です。アウトドアでのタープ設営には無限の可能性があり、それぞれの工夫とアイデアでより一層楽しい時間を過ごせます。

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