【レビュー】オガワ ステイシーST-IIが初心者に選ばれる理由7選を徹底解説!

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キャンプ初心者にとって、「どのテントが自分に合っているのか?」という悩みはありますよね。ステイシーST-IIは、軽量で広さと快適性を両立させたテントとして初心者から上級者まで人気ですが、実際の使用感や他のテントとの違いも気になりますよね。

この記事では、実際にステイシーST-IIを所有している僕がその魅力を徹底的に解説し、皆さんの悩みをできるだけ払拭したいと思います。

テント選びに迷っている方には、参考になることも多いと思います。メリットデメリット両方理解して、購入されるかご検討ください。

このブログの管理人
すけさん
現役ソロキャンパー
  • 日本キャンプ協会公認インストラクター
  • JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー
  • ソロキャンプ歴15年以上
  • モットーは来た時よりも美しく!
目次

はじめに|ステイシーST-IIとは?(概要と人気の理由)

キャンプ道具の中でも、テントは快適な時間を左右する最重要アイテム。その中でも「ステイシーST-II」は、ソロでもデュオでもバランス良く使える万能型テントとして、多くのキャンパーから支持を集めています。

西村瑞樹さんもご愛用でキャンプ好きにはお馴染みのモデル

ステイシーST-IIの最大の魅力は、軽量でコンパクトながら、広々とした前室と快適な居住空間を両立している点にあります。設営も非常にシンプルで、初めてのテント選びに悩む初心者でも扱いやすく、かつ長く使えるタフさを備えているのが特徴です。

この記事では、そんなステイシーST-IIの魅力やスペックの詳細、実際の使用レビュー、他モデルとの比較も徹底解説します。難しい用語や専門的な部分も、初心者にわかりやすいように噛み砕いて説明していくので、初めてのキャンプテント選びでも安心して読んでください。

すけさん

僕も所有していますし、キャンプ歴10年の仲間も愛用しています

ステイシーST-IIの基本情報|スペック・サイズ感・ブランド力

“ogawa” ブランドについて

このテントを製造するのは、100年以上の歴史を持つ老舗ブランド「ogawa」。日本発のアウトドアブランドとして、その確かな品質と信頼性でキャンパーから厚い支持を得ています。

特に縫製や生地の精度、防水処理など細部まで作り込みが丁寧で、海外製の同価格帯モデルと比べてもワンランク上の安心感があります。実際に使ってみると、チャックの開閉のスムーズさやポールの収まり具合など、細かい部分の作りがしっかりしていることに気づくはずです。

スペック・サイズ感

項目スペック
インナーサイズ約220×150cm
前室サイズ約220×110×130cm
重量約3.9kg
収納サイズ52×19×19cm
耐水圧1,800mm
定員2〜3人
ogawa

ステイシーST-IIは、キャンプ道具の中で「軽さと広さのバランス」が絶妙なテントです。重さはわずか約3.9kgと、1人〜2人用の中では比較的軽量な部類。それでいて、フロアサイズは220×150cmと十分に広く、余裕で寝返りが打てる広さ。

特に注目すべきは、前室の広さ。奥行きが110cmもあり、靴や荷物を置くだけでなく、簡単な調理や読書スペースとしても活用できます。たとえば雨の日でも、前室のおかげでテント内が濡れずに済むため、荷物の管理や着替えも安心です。

テント泊に不慣れな初心者が最初に感じる不安要素の多くを、このサイズ感と設計がうまくカバーしてくれます。

現行カラー展開

サンドベージュ×ダークブラウン

カーキ×レッド

2025年現在、ステイシーST-IIのカラーバリエーションは「 サンドベージュ×ダークブラウン」と「カーキ×レッド」の2色。どちらも自然と調和しやすい落ち着いた色味で、サイトに溶け込むデザインが魅力です。

サンドベージュ×ダークブラウンはナチュラルで優しい雰囲気を演出し、女性にも扱いやすいデザインです。

キャンプ系インフルエンサーのマイキャンさん

カーキ×レッドはミリタリーテイストが好みのキャンパーに人気で、男性からの支持も高めです。色で迷っても、どちらを選んでも長く飽きずに使えるベーシックさがあります。

ステイシーST-IIの特徴と魅力7選

ステイシーST-IIの魅力7選
  • ソロでもデュオでも快適なサイズ感。
  • 開放的な前室で快適性アップ。
  • ブーツなどの小物置きに便利な後室。
  • コンパクトな収納サイズ。
  • 高い耐水圧と軽量性。
  • 実用性に優れた装備の数々。
  • シェルター化させる「スタンディングテープ」(別売)。

ソロでもデュオでも快適なサイズ感

ステイシーST-IIのインナーテントは、ソロキャンプでもデュオキャンプでも快適に使える絶妙なサイズ設計が魅力です。1人で使えばゆったり贅沢に、2人で就寝時に使っても十分なスペースがあります。

インナーテントは約220×150cm。荷物を置くスペースもしっかり確保できるので、「ソロ+ギア多め」なスタイルでもストレスがありません。例えば、荷物が多くなりがちなバイクキャンプや、ペットとのキャンプにもぴったりです。

以下の写真は『サーマレストZライトソル』と『安価な銀マット』を配置したものです。

奥:サーマレスト→51×183cm
手前:銀マット→60×188cm

2人で寝る場合はマットを敷くスタイルが基本ですが、大人2人+ちょっとした荷物なら問題なく収まります。デュオならタープを連結してリビングエリアを作ればより余裕が生まれます

開放的な前室で快適性アップ

このテントの大きな特徴のひとつが「広い前室」。よくある1〜2人用テントは前室が狭く、靴や荷物を置いたらそれだけでいっぱいになってしまうこともありますが、ステイシーST-IIは前室の奥行きが約110cm。荷物の置き場だけでなく、ちょっとした作業やくつろぎスペースとしても使える十分な余裕があります。

すけさん

前室の高さは130cm。身長175cmでHelinox チェアツーに座っても頭上に30cmぐらい余裕があります

テントから頭上までの距離

さらに、前室の入口を跳ね上げることで(ポール別売り)、簡易タープのような「ひさし(キャノピー)」にできるのもポイント。晴れた日は日陰を作ってのんびり読書、雨の日でも荷物の出し入れや調理がしやすくなります。こうした前室の活用次第で、コンパクトなテントでも驚くほど快適な空間が生まれます。

前室が広いメリット
  • お風呂に行くなど場を離れる際に、荷物をすべて収納可能。
  • 雨天時はひさし(キャノピー)を立ち上げタープいらず。
  • 換気をした上で前室で料理。
  • 左右からの視線を遮れるのでプライバシーが確保できる。

ブーツなどの小物置きに便利な後室

オガワのステイシーST-IIの「後室」は、ソロキャンプやツーリングキャンプにおいて非常に便利な機能です。​この後室は、インナーテントの背面に位置し、靴などの置き場所に最適です。

後室にはベンチレーションが設けられており、通気性が良く、虫の侵入を防ぐメッシュ構造になっています。​このような設計は、暑い季節でも快適に過ごせるよう配慮されています。

さらに、後室はオープンにすることも可能、背面からの出入りや荷物の出し入れが可能です。​この機能は、特に雨天時や夜間に前室を使わずに済むため、利便性が高いです。

もちろんメッシュに切り替えることも可能です

後室があるメリット
  • ブーツなどの小物が置ける。
  • 前室より出入りの際の体制が楽。
  • 就寝時など前室にたくさん荷物がある時の出入りに便利。
  • 開放して空気を通し乾燥撤収に便利。

コンパクトな収納サイズ

広さと快適性を備えつつも、収納時のサイズは非常にコンパクト。収納時は約52×19×19cmにまとまり、車の荷台のスペースを占領せず、ツーリングバッグにも問題なく収納できます。軽量で持ち運びやすく、バイク旅との相性も抜群です。

バイクキャンプでは、別にタープを持参するのが積載面で困難という方にも○

高い耐水圧と軽量性

キャンプで意外と見落としがちなのが「耐水圧」。突然の雨に対応できるかどうかで快適性は大きく変わりますが、ステイシーST-IIはこの点でもしっかり対応しています。

フライシート、インナーフロアともに耐水圧1800mm。これはわかりやすく言うと、「かなりの雨でも中に水が浸み込まない」レベルです。しかも、縫い目にはしっかりとシームテープ処理が施されています。

すけさん

キャノピーの立ち上げや前室の広さもあり、ステイシーは雨に強いですよ!

それでいて重さは約3.9kg。これだけの耐水性能を持ちながら軽量というのは、ogawaブランドならではの技術力と言えます。

実用性に優れた装備の数々

ステイシーST-IIは、使い手の「こうだったらいいのに」が細部でしっかりカバーされています。

快適装備や仕様
  • ベンチレーションは前後に配置されており、結露を防げます。
  • 前面を立ち上げキャノピー化。日差しや雨から守る(別売りポール使用)。
  • インナーテント内にメッシュポケットはふたつでスマホなど小物の収納に便利。
  • インナーテント上部にランタンフックを装備。
  • ドア裾とファスナーがゴムバンドで連結!テントが汚れない。

前後のベンチレーション

キャノピー化

すけさん

別売りのポール2本はぜひ用意したいですね!

2つのメッシュポケット

ランタンフック

すけさん

カラビナがあった方が使いやすいです

ステイシーST-IIで感動したポイントのひとつが『サイドドア裾とファスナーがゴムバンドで連結している』こと。これによりサイドドアを開ける際勝手に裾がまくり上がり、テントが汚れない仕様になっています。

シェルター化させる「スタンディングテープ」(別売)

通常、ステイシーST-IIはインナーテントのハトメにポールを差し込み、骨組みを立ち上げて設営します。別売りの『スタンディングテープ』があればインナーテントを使用せず骨組みを設置、フライシートをかけることが可能

これによりシェルター化が可能になり、タープのような使い方ができます。また、雨の日は先にフライシートだけを設営できるため、インナーテントを濡らさず設置できます。

シェルター化のメリット
  • コットを使用できる(インナーテント内では非推奨)
  • 空間を広く使うことができる
  • インナーテント分の荷物が減る(未使用の場合)
  • 先にフライシートが設置できるので雨天時インナーテントが濡れない
すけさん

シェルター化に加え、ギアのカラーも統一感があっていいですね!

ステイシーST-IIの設営方法|初心者でも簡単、注意点も解説

ステイシーST-IIの設営は決して難しくはありません。自立式のドーム型でパーツ点数も多い方ではないため初心者でも簡単に設営可能です。

STEP
ポール3本をすべて連結させておく
STEP
配置を決めてグランドシート(別売り)を広げる
STEP
その上にインナーテントを被せる

写真のようにグランドシートの方が大きい場合は、内側に折り込み、インナーテントより小さく調整します。

STEP
前室用のテープを広げる

風が強い場合はこの時点で、すべてペグダウンしておくのが安心です

STEP
赤丸位置のハトメにストレートポール2本を差し込む
STEP
ポールを立ち上げ頂点のクリップを仮止め
STEP
残りのクリップを留める
STEP
Y字ポールを上に乗せる

接続部の『TOP』の文字が上に来るように

STEP
Y字ポールをハトメ3箇所に入れる
STEP
仮止めしていたクリップを外し、Y字ポールに引っ掛ける

ストレートポール2本を挟み込む形でY字ポールにクリップする

STEP
フライシートを被せバックルをすべて留める

フライシートを被せるときは『ogawa』のロゴが正面から見て右側に来るように注意する

STEP
バックルのベルトをしっかり締める
STEP
ポールをベルクロで留め、ガイロープを張る
STEP
前後のベンチレーションを開ける
STEP
完成

設営時に知っておいた方が良い点として、後室側のポールを差し込むベルトですが僕は少したるませています。

このベルトをぴんっと引っ張った状態と、たるませた状態のインナーテント内の様子が以下です。

引っ張った状態

たるませた状態

しっかり引っ張った状態だとインナーテントも当然引っ張られるわけですが、この時インナーテントとベルトの接続部が少し地面から浮く状態になります

メーカーに問い合わせたところそういう仕様とのことで、気になるようならポールの位置を前後で調整してくださいと言われました。浮いてる箇所に乗っても破れることはないと思いますが、認識しておいてください。

すけさん

特にデュオで使う時はインナーの端の方も使うと思いますので、ご注意を

ステイシーST-IIのインナーにコットは入る?|問題なく入ります

まずは前提として僕はインナーテント内でのコットの使用は推奨しません。荷重が点でかかるためテントフロアが破損する可能性があるためです。

とはいえ『コットじゃなきゃ寝れない』『とにかくコットを使いたい』という方もおられると思います。僕の手持ちのWAQ 2WAY フォールディングコットをロースタイルで中に入れてみました。

WAQ 2WAY フォールディングコット:190cm×65cm

前室のサイドから問題なく搬入できました。コットだけだとかなり余裕があったのでサーマレストのマットも入れてみました。WAQのコットなら2台入る可能性もありますが、未確認です。

ステイシーST-IIのレイアウト|広い前室を有効活用

ステイシーST-IIのレイアウト例を紹介します。基本的には前室部分にチェアやギアを配置することが多いです。お持ちのギアによって調整してみてください!

基本的なレイアウト例

僕は比較的ミニマムでキャンプしているので、このようなギアの量や配置になります。サブテーブルは無くてもいいですし、ザックのところは人によって変わると思います。

レイアウト内容
  • チェアは中央奥に配置。
  • 正面にメインテーブル。
  • 左手側に調理小物を置いたりするサブテーブル。
  • 右手側にザックとクーラーバッグ。

焚き火台を置く場所ですが、理想としてはテントから3mほど離し、風下側に設置したいです。ポリエステル素材は火の粉に弱いため、焚き火との距離には十分注意しましょう

他の方のレイアウト紹介

実際にステイシーST-IIを使われている方のレイアウトを紹介します。ご参考になさってくださいね。

すけさん

木でトライポット!無骨なスタイルでかっこいいですね

すけさん

前室にラグを敷くのもおしゃれですね

すけさん

ランタンハンガーにハンギングラック、お気に入りギアに囲まれるのもいいです!

ステイシーST-IIの設営パターン

ステイシーST-IIはその日の気分や天候、周囲のキャンパーの状況に応じていくつかの設営パターンが可能ですので紹介します。

フルクローズ

こんな時におすすめ
  • 就寝時。
  • 買い出しやお風呂など場を離れるとき。
  • 雨風が強く中に篭って読書など楽しみたい時。

前面オープン

こんな時におすすめ
  • 目の前の景色に集中して楽しみたいとき。
  • 前室で料理を楽しみたいとき。
  • プライバシーを確保したいとき。

左右片面オープン

こんな時におすすめ
  • 片側に他のキャンパーがいるときの目隠し。
  • 後室ではなく、前室から頻繁に出入りしたいとき。
  • 横方向から一定の風があるとき。

前面オープンキャノピー化

こんな時におすすめ
  • 雨が降っているとき。
  • 前室をより拡張したいとき。
  • 日差しが強く影を多く作りたいとき。
  • 短いポールを使って前方からのプライバシーも確保したいとき。

フルオープンメッシュ

こんな時におすすめ
  • 夏に通気性をよくしたいとき。
  • 結露を発生させたくないとき。
  • 虫の侵入を防ぎながら外の景色を楽しみたいとき。

実際に使ってみて感じたメリットデメリット

メリットデメリット
設営のしやすさ
室内の広さ
前室の快適さ
キャノピー化で雨でも安心
ogawaブランドの所有感
前室の丈の短さ
収納袋のサイズ

良かった点(メリット)

とにかく設営のしやすさは大きな魅力です。ポールはたったの3本構成で、骨組みを立ち上げたらインナーテントを引っ掛けフライシートを被せるだけ。設営から完了まで、10〜15分程度で済みます。

室内の広さはかなりのものです。ソロなら寝袋とザック、小物を置いてもまだまだ余裕があります。雨天時はコンパクトなテーブルを室内に置いて、おかしを食べながらYouTubeを観たり、寝転んで読書をしたりしても快適でした。

前室の広さは防犯面でも有利。お風呂や買い出し時にすべての荷物を収納できるため安心感が違います。前室スペースにお気に入りのギアをどのように配置してレイアウトするか、考えるのも楽しいです!

すけさん

みなさん前室スペースは思い思いにレイアウトされていますね

『ogawa製』という所有感と安心感もやはりあります。ogawaは決して安価な商品を展開するメーカーではありません。自己満足ではありますが、使っているだけで気持ちよくさせてくれるブランド、そういった要素も大切だと思います。

気になった点(デメリット)

もちろん、完璧なテントというわけではありません。特に気になったのは、前室の丈の短さです。約10cmの隙間が空いているため秋〜冬キャンプでは、、冷たい空気が隙間から入り込みやすいです。冬キャンプも視野に入れるなら『ステイシー ファルダ』をおすすめします。

収納袋のサイズと形状も少し気になります。あまり余裕があるサイズではなく、正面からチャックを開けるのではなく、筒状になっていて横から入れる形でやや収納しづらい形状です。

すけさん

幕をたたむ際、空気を入れないようにするのがポイントです。

他モデルとの比較|ファルダとの違い

ogawa

ファルダとの違い|冬キャンプを重視するなら?

ステイシーST-IIとよく比較されるのが、兄弟モデルとも言える「ステイシー ファルダ」です。見た目やサイズ感はかなり似ていますが、大きな違いはスカートの有無です。

ファルダはフルスカート付きなので、地面とフライシートの隙間からの冷気をしっかりシャットアウトしてくれます。

選び方のポイントは『冬キャンプもするならファルダ』、『春〜秋の軽量・快適性重視ならST-II』という基準で選ぶのが良いでしょう。

ファルダも素材はポリエステル、火の粉には弱いため、焚き火との距離をしっかり確保する必要があります

すけさん

冬キャンプがメインで焚き火を楽しみたいならTC素材のテントを選ぶのもあり!

より快適に使うためのオプション紹介

グランドシート|テントの寿命と快適性を守る必須アイテム

まずおすすめしたいのが、グランドシート。これはインナーテントの下に敷くシートで、地面からの湿気や冷気を防いでくれるうえ、テントの底面が地面と擦れることで起こる傷や破れを防ぎます。

朝露や雨で地面が濡れているとき、グランドシートがないとインナーの底が汚れてしまい、後々洗うのに苦労します。ogawa純正のグランドシート(別売)はサイズもぴったりですが少々お高い。安価な『グリーンシート』でも十分です。

すけさん

インナーテント床面よりサイズが大きすぎる場合は、インナーの床面に収まるように折り曲げて調整してください

純正品がいい方はこちら

跳ね上げ用ポール|前室を“リビング空間”に変えるのに必須

ステイシーST-IIの大きな魅力のひとつが前室の広さですが、これを最大限に活かすには跳ね上げ用ポールが欠かせません。

このポールを使えば、前室のフロント部分をキャノピー(ひさし)として持ち上げることができ、ちょっとしたタープのような空間を作れます。雨が降っていても出入りしやすくなったり、調理のときに風よけ・雨よけとしても活躍します。

ポールのサイズは長さ130cmほどが適切です。僕の使っているスノーピークのポールは実測127cmで以下のような感じの見た目になります。

タープ連結|空間の広がりを手軽に実現

さらに快適さを追求するなら、タープとの連結も視野に入れてみましょう。ステイシーST-IIと相性の良いタープとして特に評判がいいのが、「システムタープ ペンタ」です。

『ステイシーST-II』+『ペンタ』

このタープは五角形の形をしていて、ステイシーの前室に自然にフィットします。タープを連結することで、ソロ〜デュオキャンプにとっては「かなり贅沢な空間」になります。

すけさん

ステイシーとの連結には『オガワ張り』をする必要があります

『オガワ張り』解説

ステイシー1人用インナー|オンラインストア、直営店限定販売商品

実はオンラインストア、直営店限定販売ではありますが、これはインナーテントの横幅を40cm狭めることで、前室を広げることができるアイテムです。

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すけさん

インナーはもう少し狭くていいから前室が広い方がいい!という方にはおすすめです

販売ページはこちら→ogawa Online Store

小技:スタンディングテープも便利

少しマニアックですが、スタンディングテープもあると便利です。これは、インナーテントなしでフライシートのみを設営できるアイテムで、タープのような使い方が可能、以下のメリットがあります。

スタンディングテープのメリット
  • 開放的なスペースが確保できる。
  • コットが使用できる。
  • インナー無しだと荷物を軽量化できる。
  • 雨天時先にフライを設置でき、インナーが濡れない。
すけさん

メルカリでも販売されていますので確認してみてください!

ステイシーST-IIはこんな人におすすめ!

ステイシーST-IIは上級者でも満足できるテントで、多くの方におすすめできるテントです。具体的にどんな人に向いているのでしょうか?。以下のような方には、特に強くおすすめできます。

キャンパータイプオススメできる理由
ソロキャンパー(ゆったり派)インナーテントが広くて耐水圧も高い。急な雨でも安心して室内で過ごせる
初心者キャンパー設営がシンプル。自立式で設営できるので安心。
バイクキャンパー前室が広くブーツやパニアケース、濡れたカッパなども楽に収納できます。タープ不要な点も◎
女性ソロキャンパーカーキ系の落ち着いたカラー、すべての荷物をテント内に収納できるため、防犯面でも安心です

小型バイクなら前室に収まる

まとめ|初めての“相棒テント”として、間違いない一張

前室の快適さと軽さを両立させた設計。見た目も落ち着きがあって自然に馴染むカラー。ステイシーST-IIは失敗のないテント選びをしたい方にぴったりの一張です。

特にこれからソロキャンプを始めたい初心者の方や、ogawaの品質の高さは中上級者の方にも安心して使える一張りです。

ステイシーST-IIのおすすめポイントまとめ
  • ソロでもデュオでも快適なサイズ感。
  • 開放的な前室で快適性が向上。
  • ブーツなどの小物置きに便利な後室。
  • コンパクトな収納サイズで持ち運びやすい。
  • 高い耐水圧と軽量性を兼ね備えている。
  • 実用性に優れた装備が多数搭載。
  • スタンディングテープ(別売)でシェルター化も可能。
すけさん

少しでも参考になったら嬉しいです!

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この記事を書いた人

すけさん
・ソロキャンプ歴15年
・日本キャンプ協会公認インストラクター
・JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー
・モットーは来た時よりも美しく!

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