【初心者向け】DDタープの張り方ガイド!基本的なセットアップ方法を徹底解説

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DDタープの張り方によって、アウトドアの快適さが左右されます。この記事では、キャンプやピクニックに欠かせない、DDタープを使いこなす方法を紹介します。DDタープを適切に張れば、風や雨から身を守り、アウトドアの安全性を高めることが可能です。

初心者でも簡単にできる基本の張り方を解説し、よくある質問に対しても回答します。記事を読むことでDDタープの使い方がわかり、安全にアウトドアを楽しめます。

このブログの管理人
すけさん
現役ソロキャンパー
  • 日本キャンプ協会公認インストラクター
  • JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー
  • ソロキャンプ歴15年
  • モットーは来た時よりも美しく!
目次

DDタープとは

DD Hammocks社から販売されているタープになります。DD Hammocks社は英国エジンバラが本拠地で日本ではDD Hammocks JAPANが商品を販売しております。

すけさん

amazonなどでも購入できます。正規販売店からの購入とは保証が違う場合があるので注意です

DDタープは、野営やブッシュクラフトを好む方に特に人気があります。複数のカラーやサイズバリエーションがあり、好みのものを選ぶことができます。

すけさん

ヒロシさんが愛用されていることでも有名ですね

実をいいますと、僕は以前にDD Hammocks JAPAN代表の​谷藤さんと、たまたま野営をご一緒させていただいたことがあったのですが、めちゃくちゃ面白くて優しい方です!

DD Hammocks JAPAN

住所〒610-0121 京都府城陽市寺田尺後10-23 1F
電話番号0774-66-6155
営業時間11:00~16:00
定休日火、水、臨時休業、営業変更あり
webサイトhttps://www.ddhammocks.jp/web-shop
すけさん

同じ敷地に『NOASOBIYA』というショップも経営されていますが、こちらにも無骨な商品が沢山置いていますよ

DDタープを張る前の準備

ddタープ、アディロンダック

DDタープを快適に使用するためには、張る前の準備が重要です。準備をしっかりと行うことで、DDタープの性能を最大限に活用でき、安全にアウトドア活動を楽しめます

  • 必要な道具をそろえる
  • DDタープ張りに最適な場所を選ぶ

必要な道具をそろえる

アウトドアで快適な空間を作るために、DDタープを張る道具をそろえます。正しい道具を用意すれば、作業がスムーズに進み、安全で快適なアウトドアを楽しめます。DDタープを張るのに必要な道具は以下のとおりです。

  • DDタープ本体
  • ペグ
  • ガイロープ
  • ポール
  • ハンマー

DDタープ本体

ddタープ

DDタープ本体は、アウトドアで快適な空間を作るために重要です。DDタープ本体に破れや汚れがないかしっかり確認しましょう。

DDタープを購入する際にはカラーバリエーションが豊富なので、好みのものを選ぶことができます。

DDタープはサイズ、重量、形状、耐UV、ループ数の違い、などから複数の商品ラインナップがあります。自身のキャンプする環境に応じて選択するとよいです。

防水性に優れた耐久素材
DDタープはどの商品も耐水性は3000mmなので安心です
軽量で持ち運びが容易(DD Superlight Tarp)
軽量だと移動や設置が楽になります。サイズは使用人数に応じて選べるので、目的に合わせたサイズのDDタープを選択しましょう。
UVカット機能(DD Tarp 3×3-UV50 +)
紫外線から肌を守るUVカット機能があると、日差しの強い日でも安心です。
複数のループ(DD Tarp 3×3 – PRO)
オーソドックスなDDタープでもループは19個あり十分。PROシリーズは通常のDDタープよりもループが2つ多い21個あり、さらに違うバリエーションの設営を展開できます。

フィールドでよく見るのは一番オーソドックスなタイプの『DD Tarp 3×3』が多い印象です。カラーは好みなので、人それぞれですね。

すけさん

僕が持っているのも、オーソドックスな『DD Tarp 3×3』と『DD Tarp 3.5×3.5』の迷彩です

ペグ・ガイロープ

ペグはDDタープを地面に固定するための杭であり、ガイロープはDDタープを張る際に張力を保つためのロープです。ペグには、スチールやアルミニウムなどさまざまな材質があります。地面の硬さや種類に合わせて選びましょう。

一番万能でオススメしたいのは『ソリッドステークなどの鍛造ペグ』。次に軽さにこだわりたい方は『チタンペグ』ですね

すけさん

僕が持っているのも鍛造ペグとチタンペグで、野営に行くのでチタンがメイン。長さは30cmほどあれば安心です

ペグを打ち込む際は、角度に注意が必要です。風が強い時には、ペグを適切な角度で深くしっかりと打ち込むと、強風対策になります。長さ調整が可能なガイロープを選べば、状況に応じてDDタープの張り具合を調節できて便利です。

ガイロープの張り方でDDタープの安定性が大きく向上します。タープは面で風の影響を大きく受けるので、ガイロープは強度があるものがオススメです。

ガイロープの長さですが、例えば2mのポールを使用する場合、自在金具の折り返し分も考えて4mほど必要になります。

すけさん

僕もTOUGH-GRIDを長年愛用しています

ハンマー・ポール

ハンマー

ハンマーは、DDタープ設営時にペグを地面に打ち込むための道具で、金属製の素材が一般的です。ペグ抜きも兼ねた形状になっているものは扱いやすいです。耐久性が高いモデルを選べば、長期間にわたって使用できます。

すけさん

ベルトが付いているものは手首に回して、すっぽ抜けてハンマーが飛んでいかないようにしましょう

木などを使用せず、メインポール2本でタープを支える場合、メインポールはある程度の強度があるものを選ぶ必要があります。タープのサイズにもよりますが、直径20mm以上長さ2m以上のものが選択肢になります。

サブポールは直径15mm以上、長さ1.7m以上が目安です。

ブッシュクラフターはサブポールの代わりに枝を使用したりもしますね。

ddタープとテント

DDタープ張りに最適な場所を選ぶ

快適で安全なキャンプを実現するためにも、DDタープ張りに最適な場所の選定は重要です。地面は平坦で水はけの良い場所を選びましょう。雨が降った際に水溜りができにくく、快適に過ごせます。地面の硬さも確認して、ペグが打ち込みやすいか見極めましょう。落葉や枝、石などの障害物がないことも確認してください。

強風を避けるために風の通り道を意識し、風の影響を考慮してDDタープの設置方向を決めていきます。風上と風下、風向きを意識することで、DDタープが風で飛ばされるリスクを減らし、安定した設営ができます。日当たりや日陰、景観も考慮し、季節や天候に応じて場所を選びましょう。

周囲に十分なスペースがあるかもチェックします。十分なスペースがあれば、DDタープのサイズに合った設営ができ、余裕を持って設営できます。樹木や岩など、DDタープを支えるのに利用できる自然の資源があるかもチェックしましょう。火の使用を予定している場合は安全な距離を取ってください

すけさん

木と木を繋いでタープを張る場合、タープの幅と木の間隔をよく確認しましょう

木にガイロープを巻く場合、杉などは樹皮がベタベタしていることがあります。そこに巻き付けてしまうと、ロープが今後使えなくなることもありますので、よく確認しておきましょう

キャンプサイトの規則や環境保護の指針を守った場所選びは、自然を大切にする上で重要です。野生動物の行動範囲や水辺からの距離を考慮し、緊急時に避難しやすい場所かも確認しましょう。適切な事前準備で、安全かつ快適にキャンプを楽しめます。

DDタープの基本的な張り方3ステップ

タープとハンモック

DDタープの張り方を学ぶことで、アウトドアをより快適に楽しむ準備が整います。正しく張られたDDタープは、日差しや雨風から守るシェルターとして機能し、居心地の良い空間を作り出します。基本的な張り方はシンプルで、初心者でも簡単に覚えられます。張り方の手順は以下の3ステップです。

  1. DDタープを広げる
  2. ペグとポールの位置を決める
  3. ガイロープで補強する

こちらの『チキューギ.』さんの動画が初心者さんにもわかりやすいです。使用されているのはDDタープではないですが手順は同じです。ご参考になさってください。

1.DDタープを広げる

DDタープを広げる前に地面の状態をしっかり確認しましょう。枝や石、鋭利なものを取り除くことで、DDタープが破れたり傷ついたりするのを防げます。DDタープを展開する際には、四隅を地面に広げ、DDタープの中央部分やポールを立てる位置を確認することも大切です。

DDタープの四隅が均等に広がるように調整したら、地面に触れる部分に小石などがないかを再確認しましょう。

問題がなければ次のステップに進む準備が整います。正しくDDタープを広げると、ペグ打ちやポール立てがスムーズに行えます。

2.ペグとポールの位置を決める

ペグ

DDタープをきれいに安定させて張るには、ペグとポールの位置を決めることが重要です。上記の動画を参考に適切な位置にポールを配置、ペグダウンします。

タープ図解

地面の状況を確認し、地面の硬さに応じて、ペグがしっかりと固定できる場所を選ぶことも大切です。風向きを考慮して、風の影響を受けにくいようタープの向きを決めるとDDタープが安定します。

3.ガイロープで補強する

DDタープの安定性を高めるために、ガイロープで補強することが重要です。風に対する安定性が増し、使用中にたるみが生じにくくなります

DDタープの四隅にガイロープを取り付けましょう。ガイロープの長さを調節し、テンションを均等に保つようにします。

ペグは斜め45~60度の角度で地面に打ち込みます。ガイロープをペグにしっかりと固定し、DDタープを風に対して安定させましょう。DDタープ全体の形が整うように張り具合を調整すれば、DDタープのたるみを最小限に抑えられます。

DDタープの張り方バリエーション

タープと焚き火

DDタープはさまざまな形で設置できます。自然の中での快適さを追求したい方は、張り方のバリエーションを覚えておくと便利です。さまざまな状況に応じた張り方を選択できれば、キャンプやアウトドア活動が格段に楽しくなるでしょう。

  • ダイヤモンド張り
  • Aフレーム張り
  • ビークフライ張り
  • アディロンダック張り
すけさん

1枚のタープで色々な張り方を楽しめるのがDDタープの醍醐味!

ダイヤモンド張り

ダイヤモンド張りは一般的な張り方で、四隅のうち対角線上に2点をペグダウンし、他の2点をポールで支える設営方法です。中央を高くし、角を2方向に張り出すスタイルで、風通しが良い点がメリットです。中央を高くすると雨水の流れも良くなります。

1本のポールと数本のペグだけで設営が可能なため、持ち運びが便利です。限られたスペースでの設営が必要な場合でも利便性があります。設営が簡単なため、ダイヤモンド張りは初心者にも扱いやすく、開放感があり景色も楽しめます。

正面から風を受けると弱いので設営の際は風向きを意識する必要があります。DDタープの1辺を地面につければ、プライバシーの保護や風を遮る役割を果たします。

シンプルながらも快適な日よけとなるダイヤモンド張りは、アウトドアでのさまざまなシーンで重宝される張り方です。

Aフレーム張り

Aフレーム張りは、DDタープ中央を高くポールで支え、両端をペグで固定するテント型の張り方です。DDタープの長辺を地面に並行に設置し、中央部にポールを2本立ててA字型を形成します。ポールを固定するには、両端にガイロープを取り付け、ペグで地面にしっかり留めます。

すけさん

ハンモックを組み合わせる時にもよく使用します!

Aフレーム張りのメリットは、高さが用途に応じて調節可能な点です。A字型にすると通風性が良く、開放感があります。炎天下の使用でも快適です。Aフレーム張りは両サイドの開口部を閉じれば、プライバシーを保てます。

雨天時は、サイドの高さを低めに設定することで水の侵入を防ぎます。天候に応じた調整が可能で、さまざまな状況に柔軟に対応できるのがAフレーム張りの強みです。

ビークフライ張り

ビークフライ張りは、片側をポールで高く持ち上げ、反対側を低くペグダウンして非対称な形にする張り方です。中央に2本のポールを立ててDDタープのピークを作り、両サイドをペグで地面に固定します。DDタープの前後を高くし、両サイドを低くして、中央に高い天井を作り出す点が特徴です。

快適で開放感のある空間を作るのに適していて、前方の景色を存分に楽しめます。向きに注意すれば風を遮れるため、安心してキャンプを楽しめます。通風性が良いのも大きなメリットです。

天候に応じてポールの高さを調整すれば、さまざまな環境に対応するシェルターへと変化します。強風が吹いた際は、ポールの高さを下げてDDタープ全体の安定性を高めましょう。プライバシーを保ちたい時や、睡眠を取る時には後方を低くすると、視界を遮りながら落ち着いた空間を作り出せます。

アディロンダック張り

アディロンダック張り

アディロンダック張りは2本のポールを使って初心者でも簡単に設営ができます。背面、側面に壁ができることにより、周囲からの視界を遮ることができます。

前方に張り出した屋根によって日差しや多少の雨を防ぐことができます。正面からは風の影響を強く受けるため、風向きを考えて設営する必要があります。

すけさん

デイキャンプや天候の安定している時に設営したいですね

DDタープを張るときによくある質問

DDタープを張るときによくある質問に対して、詳しく回答します。

  • DDタープのたるみを解消するには?
  • 雨が降ったときの張り方は?
  • 風が強いときの張り方は?

DDタープのたるみを解消するには?

DDタープのたるみを解消することは、快適で安全なアウトドア活動にとって重要です。たるんでいると、見た目が損なわれるだけでなく、風や雨による影響を受けやすくなります

DDタープのたるみ解消法

  • タープに対してガイロープを適切な方向に引っ張る
  • ポールを2本使用する場合、垂直度の確認や逆ハの字を試してみる
  • ガイロープは自在金具を使用し、しっかり引っ張る
  • ガイロープの強い張りに対応できるよう、ペグは長さのあるものを(30cm以上)適切な角度、深さで打ち込む

張る際には、DDタープのサイズも考慮してください。4mや5mの大型サイズを使用する場合は風の影響も大きく、より強くガイロープを張る必要があるため、メインポールのサイズは特に注意します。

雨が降ったときの張り方は?

雨の中のタープ

雨が降った時はDDタープの張り方を工夫することで、快適さが向上します。水たまりの発生を防ぎ、雨水の侵入を最小限に抑えるために、以下の点に注意してください。

DDタープの雨対策

  • DDタープ中央部分を高くする:水が溜まるのを防ぐ
  • DDタープ端を地面に近づけて張る:雨水の侵入が減る
  • Aフレームのフルクローズやステルス張りで設営する:雨が内部に入りにくい
  • ポールの長さを調整する:意図的に高低差を作り、水が溜まらないようにする
  • リッジラインを張る場合、タープのループにガイロープを通す:タープの上にロープが通ることにより、ロープに雨が伝ってくるのを防ぐ
  • ガイロープに結び目や小物を設置する:プルージックをロープの途中に巻きつけ、水がロープを伝って流れ落ちるのを助ける

風が強いときの張り方は?

風が強い時にDDタープを張る際は、安全で快適に過ごすためにも特別な配慮が求められます。風向きをしっかりと把握してDDタープを設置することが大切です。

すけさん

タープの一番の敵は風ですね

DDタープのロープは短くしてたるみが出ないように張ると、風による揺れを軽減できます。ペグは斜めに深く打ち込むことで、風に強くなります。ガイロープをしっかり張ってアンカーポイントを強化すると、DDタープ全体の安定性が向上します。ペグダウンの数やガイロープの数を増やすとより風に強くなります

DDタープの風対策

  • オートキャンプのフリーサイトなら風上側に車を配置する
  • なるべく低く張ることを意識する
  • 風上側は低くし、ダイヤモンドやアディロンダック張りの正面を風上側に向けない
  • 密閉にせず風が抜けるように短いポールなどを活用し、隙間を作る
  • 長めの鍛造ペグをしっかり地面に打ち込む
  • ステルス張りなど、低く風に強い設営を行う

極端に風が強い時はタープの使用を断念する決断も必要です。多少の風であれば、上記の注意点を意識することで、DDタープを安心して使えます。適切な張り方をマスターして、アウトドア活動を存分に楽しんでください。

まとめ

夜のテントサイト

DDタープを上手に設営するには事前の準備が大切です。必要な道具を揃え、適切な場所を選ぶことから始めましょう。基本的な張り方の3ステップを理解し、張り方のバリエーションを学ぶことで、さまざまな状況に応じた設営が可能です。

DDタープのたるみや天候の変化に対処するテクニックを覚えれば、快適性も格段に向上します。DDタープ設営の成功は準備と知識によって決まります。ポイントを押さえて楽しいキャンプライフを送りましょう。

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