こんにちは。
ソロキャンプ歴15年、キャンプインストラクターのすけさんです。
奥琵琶湖キャンプ場で雪中キャンプを楽しんできましたので、記事にしようと思います!
奥琵琶湖キャンプ場のサイト紹介や、場内設備の詳しい情報は、別の記事でまとめていますので、もしよろしければそちらもご覧ください。
キャンプに慣れていない初心者さんが、いきなり冬キャンプに挑戦するのはオススメしないのですが、実は冬キャンプは魅力もたくさんありますので、キャンプに慣れてくれば正しい知識と装備を持って挑戦するのは良いかと思います。
- 人が少なく静かにソロキャンプを楽しめる
- 虫が少ない
- 空気が澄んでおり星が綺麗に見える
- 比較的マナーの良い方が多い
- 薪ストーブが楽しめる
冬キャンプに関してのポイントや注意点にも触れようと思いますので宜しければ見ていって下さいね。
- 日本キャンプ協会公認インストラクター(No:I-154863)
- JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー(No:BCA-1467)
- ソロキャンプ歴15年
- モットーは来た時よりも美しく!
今回使用したテント、タープなどの主要ギア、服装
今回の主要ギア
テント | ポーランド軍幕 |
タープ | 旧ソ連軍 プラシパラトカ |
コット | KingCamp キャンプコット |
シュラフ | NANGA(ナンガ) オーロラ600DX |
マット | モンベル U.L. コンフォートシステム キャンプパッド50 180 R値6.5 |
薪ストーブ | DOD メラテレビ(現在廃盤) |
服装
上半身 | インナー | ユニクロ ヒートテックウルトラウォームタートルネックT |
セーター | GU ローゲージタートルネックセーター | |
アウター | モンベル ダウンジャケット(主に就寝時着用) | |
ALPHA N-3B(主にテント外で着用) | ||
マフラー | AZUL by moussy | |
下半身 | インナー | ユニクロ ヒートテックウルトラウォームタイツ |
スウェットパンツ | ユニクロ ヒートテックボアスウェットパンツ | |
靴 | ワークマン 防寒ブーツ ラークス |
今回は薪ストーブ利用でしたが、外で焚き火のみだともっと重ね着した方が良いですね。
寝る時はN-3Bだとゴツすぎるので、金色のモンベルのダウンジャンパーを着用しています。モンベルダウンはかなり前に買ったものですが、コンパクトに収納できて便利なのでいつもザックに入れています。(品名が分かりませんでした)
よく言われますが、体温低下を防ぐには首、手首、足首など『首』と付く箇所を冷やさないこと。動脈が通っており、ここを冷やすと体温が下がってしまいます。
マフラーは首の保温と、シュラフに入った際、顔の露出している部分から冷気が身体の方まで入らない目的も含め、着用しています。
この日は朝方の最低気温が0.5度でしたが、下半身中心にカイロを貼り、寝る前に薪ストーブは消した状態で、上記の装備で朝まで快適に寝ることができました。
靴下裏のカイロは、靴を履いた状態を想定して作られていますので、寝る時は外しましょうね。
装備の注意点としてマット、シュラフは必ず冬キャンプに適した物を使う必要があります。冬キャンプに使うマットのR値は4以上が目安です。R値が低いマットの場合、重ねることでR値は加算されます。
R値とはマットの断熱性を示す数値。数値が高いほど冬キャンプに適している(目安4以上)
冬キャンプに使うシュラフは、状況によりますが、NANGAの場合600番以上を推奨。
品名 | 快適使用温度、下限使用温度 |
NANGA オーロラライト600DX | 快適使用温度-4度、下限温度-11度 |
NANGA オーロラライト750DX | 快適使用温度-8度、下限温度-16度 |
NANGA オーロラライト900DX | 快適使用温度-10度、下限温度-19度 |
テントに関してはスカート付きの方が、下部からの風の侵入を防げますので冬キャンプに向いています。
夜寒くて寝れないかもと心配な方は、ポータブル電源を使って電気毛布を使用することをオススメします。
僕の仲間でも冬キャンプにポータブル電源を使う人は多いですよ。
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奥琵琶湖キャンプ場概要
住所 | 〒529-0721 滋賀県長浜市西浅井町大浦1796 | |||
電話番号 | 0749-89-0121 | |||
メールアドレス | info@okubiwakocamp.com | |||
チェックイン | 宿泊 | 12:00 | ||
デイキャンプ | 10:00 | |||
チェックアウト | 宿泊 | 11:00(建物利用は10:00) | ||
デイキャンプ | 17:00 | |||
アーリーチェックイン | 宿泊 | 9:00(550円) | ||
車乗り入れ | 可 | |||
ゴミ捨て | 可 | |||
料金 | 入場料 | 林間サイト | 1泊につき | 大人一人/1,100円(中学生以上) |
子供一人/660円(小学生) | ||||
デイキャンプ | 大人1人/660円(中学生以上) | |||
子供1人/330円(小学生) | ||||
レイクビューサイト | 1泊につき | 大人一人/2,200円(中学生以上) | ||
子供一人/1,100円(小学生) | ||||
デイキャンプ | 大人1人/1,100円(中学生以上 | |||
子供1人/660円(小学生) | ||||
全サイト共通料金 | ペットノーリードサイト・サークルサイト | 利用料2,200円 + キャンプ利用料 | ||
普通乗用車1台 | 1,100円 | |||
バイク1台 | 550円 | |||
大型キャンピングカー(5m以上)1台 | 3,300円 | |||
キャンピングカー(5m未満)1台 | 2,200円 | |||
自転車 | 無料 | |||
テント・タープ類もちこみ料 | 持込みテント(長辺4m未満)1張り | 1泊につき | 1,100円 | |
持込みテント(長辺4m以上)1張り | 1,650円 | |||
持込みタープ1張り | 1,100円 | |||
持込みタープ付きテント 1張り | 1,650円 | |||
持込みテント(長辺4m未満)1張り | デイキャンプ | 550円 | ||
持込みテント(長辺4m以上)1張り | 1,100円 | |||
持込みタープ1張り | 550円 | |||
持込みタープ付きテント 1張り | 1,100円 | |||
AC電源使用料 | 1サイト | 1,100円 | ||
薪(針葉樹、広葉樹とも) | 880円 |
奥琵琶湖キャンプ場は通年営業されており、冬キャンプを楽しむことが可能。琵琶湖の1番北側付近に位置し、冬はかなり雪深くなる地域です。前々日にニュースで取り上げられるほどの大寒波で奥琵琶湖も大雪になりました。
元々レイクビューサイトを予約していたのですがこの雪によりレイクビューは全面閉鎖。キャンセルも可能だったのですが林間サイトに変更してもらいました。
レイクビューは今回のような積雪時は閉鎖されることもあります。電話予約時説明を受けていました。
電話での予約時に車種、スタッドレスタイヤかどうかなど聞かれます。僕はジムニーのATタイヤなのでひとまず問題なし。
奥琵琶湖キャンプ場キャンプレポート
車でキャンプ場に向かっていると、長浜に差し掛かった辺りから視界に入ってくる『色』が激変、道路は除雪されていますが周りは真っ白です。
キャンプ場に到着。この日、雪は止んではいますが車両通路以外、テントサイトには40〜50cm程の雪が残っている状態。
大阪などの他府県ナンバーも複数見られ、皆さんこの雪を狙ってやって来られた感じも。
ジムニーやジープラングラーなど四駆がやはり多かったです!
車両通路も場所によっては少し雪が残っており、サイト全体が山の傾斜を利用して作られているため、この雪の量でもスリップしますので注意が必要。
この時もFFのワンボックス車が坂でタイヤが空転して少し苦労されていました。
皆さんまずは雪を踏み固めて地面を整地する作業をされておりますが、僕のサイトは先客さんが出られたすぐ後なのか、ほぼ雪かきが終わってる状態。落ち葉がびちゃびちゃだったので少し避けました。
この日は全体的にある程度の車両通路はスタッフさんが除雪して下さってました。大変だったと思います、感謝ですね。
雪かき用のスコップは無料で貸してくれます。樹脂製なのでラフに使うと割れそうですが、自宅から持ってくると荷物が増えるので助かります。
少しの雪かきをし、テント、タープを設営します。今回はポーランド軍幕と、タープは旧ソ連プラシパラトカを連結。
か、カッコいい…
最近はハンモックや他のテントを使うことが多かったのですが、久々に張るとやっぱりこの形がたまらなく好きです。ポーランド、旧ソ連両幕ともコットン生地で火の粉にも強いのが特徴。
正直軍幕は多少の穴が空いてもあまり気にしないです。
余談ですがポーランド軍幕は『ピンッ』と張るか『ダラッ』と張るかで好みが分かれます。僕はシンプルに、寝る時頭や足に幕が当たるのが嫌なので、ピンッと張る派です。
今回は薪ストーブを使用し、幕内メインで楽しむことにしました。ポーランド軍幕と、煙突の組み合わせも気に入っています。幕に煙突が直接触れないように、ホームセンターで購入した『傘立て』を加工して使用しています。
傘立て表面が熱で熱くなりすぎないかも確認済み。
各社煙突ガードも販売されておりますのでそちらを利用しても良いですね。
テント内で薪ストーブの使用について推奨していないメーカーもあります、使用に関してあくまで自己責任となります。
僕はテント内で薪ストーブを使うときは必ず『一酸化炭素警報器』を『2個』持って行くことを心がけており、小型の消火スプレーもザックに常備しています。
一酸化炭素警報器はメーカー違いのものを天井付近に1個、ソロテーブル上に1個設置しています。
警報器センサーは日本製のものが安心、多少値段が高くても日本製を購入したいところです。
寒くても完全にテント内を密閉せず、換気箇所を設けることも意識したいポイント。
一酸化炭素警報器
左の『COALAN』が日本製センサーですね。
僕は警報器が一つも無い状態では薪ストーブを使いません。以前真冬のキャンプで雨の中テント設営し、薪ストーブのセッティングも全て完了、『さぁ、これから』という所で警報器の電源が入らない事がありました。
電池を新品に変えてもダメ。この警報器は諦めて、近辺で一酸化炭素警報器を売っていそうな店をスマホで調べて電話しまくりました。ガス屋さんやホームセンターにも聞いたのですがどこもなし。
泣く泣く雨の中撤収して帰りました。
この時は警報器1個しか持っていませんでした。反省です。以降は2個持っていくようにしています。
昼過ぎにマキノ高原の温泉『さらさ』に行きました。身体の芯まで温まってポカポカに。
所在地 | 〒520-1836 滋賀県高島市マキノ町牧野931−3 | ||
電話番号 | 0740-27-8126 | ||
営業時間 | AM10:00~PM9:00(最終受付PM8:30) | ||
定休日 | 毎月第2・4水曜日 (但し祝祭日の場合はその翌日) | ||
料金 | 大人(12歳以上) | 小人(3歳〜12歳未満) | |
お風呂 | 750円 | 400円 | |
お風呂+バーデゾーン | 1,300円 | 700円 |
雪が積もると子供達が沢山ソリ遊びしに来るので、夕方頃は温泉も混み合います。僕は早い時間に到着したため比較的温泉は空いていました。
すっかり温まってキャンプ場に戻り、この時は小雨が降っていたため、気付けばダウンジャンパーが濡れている。軍幕の『ひらひら部分』を使いクリップで留めて乾燥。
軍幕は何かと使い勝手がいいんです。ストーブに触れないように注意!
幕がコンパクトなのですぐに乾きました
冬キャンプでは水洗いが苦痛なのであまり洗い物をしたくなく、容器ごと捨てられる鍋にすることが多いです。
焚き火調理して汚れてもそのまま捨てれるのでオススメ!
薪ストーブの上で調理し(調理という程でもないですが。。)卵とネギなどを追加し完成
簡単ですが美味しく頂きました。
ポーランド軍幕は小さいので、薪ストーブ使用して閉め切るとかなり暑く、30度くらいまで気温が上昇。常に幕の一面を開けっ放しにしています。目の前の雪景色が見れていい感じです。
一部解放しても幕内の暖かさは十分です。
元々煙突の出ている部分の周囲に空間が開いており、多少換気できておりますが一面開けている方が安心感もありますね。
夜、場内は真っ暗。すごく静かな空間。たまに雪がパラパラ落ちる音や、動物の鳴き声も聞こえてきます。
炊事場の電気はついていますので安心して下さい。
水も凍っておらず問題なく出ます。温水ではありません。
夜は薪ストーブを消して就寝。奥琵琶湖キャンプ場はチェックアウトが11時なのであまり慌てることなく翌朝撤収しました。
翌朝の琵琶湖
まとめ
久しぶりに一面雪景色の中キャンプしましたが最高でしたね。大好きな軍幕内で一人焚き火をのんびり楽しめました。
奥琵琶湖キャンプ場雪中キャンプまとめ
- 通年営業しているため冬でもキャンプすることが可能
- レイクビューサイトは積雪時は利用不可になる可能性あり
- 雪かき用のスコップ無料貸し出しあり
- 場内に雪が残っている時の入場は最低でもスタッドレスタイヤは必要(受付で確認)
- 車で20分ほどの距離に温泉『さらさ』
- 薪はキャンプ場内でも購入可
- 薪ストーブを使用する時は換気をし、必ず一酸化炭素警報器を使用するようにしましょう。
最高に楽しいキャンプでした!今度はレイクビューからの琵琶湖一望を楽しみたいですね!
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