こんにちは。
ソロキャンプ歴15年、キャンプインストラクターのすけさんです。
- キャンプ初心者におすすめのテントが知りたい
- 種類がたくさんあって選べない
- テントの特徴や選び方を知りたい
アウトドアを楽しむために、テント選びは欠かせません。しかし、多くの種類があるテントの中から、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いはずです。
この記事では、テントの種類から選び方までを分かりやすく解説し、あなたにピッタリなテントを見つける方法をお伝えします。読み終わる頃には、使用用途や人数に応じた最適なテントが見つかり、快適なキャンプが可能になります!。アウトドア初心者も自信を持ってテントを選ぶことができます。
- 日本キャンプ協会公認インストラクター
- JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー
- ソロキャンプ歴15年
- モットーは来た時よりも美しく!
テントの種類
アウトドアにはさまざまなテントが使われます。たとえば、家族や友達と共に使うための広々としたテントや、一人で山登りをする際に使うコンパクトなテントです。選ぶ人の使い方や好みによっても選ぶテントが異なります。テントは、主に下記のような種類があります。
- ドームテント
- トンネルテント
- ワンポールテント
- ツールームテント
- ロッジ型テント
- ポップアップテント
- その他のテント
それぞれ特徴があるので自分に適したテントの選択が重要です。アウトドアでの快適な時間を確保するために、自分にピッタリのテントを見つけましょう!
ドームテント
ドームテントは、自立式構造で設営が簡単なため、キャンプ初心者から上級者まで幅広い層に適しています。特にソロキャンプやファミリーキャンプなどさまざまなアウトドアシーンで活躍します。ドームテントの特徴は以下のとおりです。
- 自立式構造を持つ一般的なテントの形状である
- 丸みを帯びた天井が特徴で、風に強い構造となっている
- 通常2本または2本以上のフレームポールが交差して支える
- 簡単な設営と取り扱いやすさで初心者にも人気である
- サイズバリエーションが豊富で、ソロからファミリー用まで幅広く使える
- 中央の高さがあるため、居住性が高く暑い日でも快適な室内空間を提供してくれる
- 通気性を重視した設計のものが多く、メッシュパネルを備えたモデルもある
- 内部にポケットやフックがついているものが多く、収納に便利である
- 耐水性や耐候性に優れた素材で、雨の日でも安心して使用できる
僕の所有しているオガワ、ステイシーST2はドームテントですね
初心者に限らず人気のロングセラーモデル『オガワ、ステイシーST2』『スノーピーク、アメニティドーム』などはドームテントに該当します。
設営が簡単で自立式のため、テントを設営した後に移動することも比較的容易。
トンネルテント
DOD
トンネルテントは、名前の通りトンネルのような形状をしているテントです。独特な形状から多くのキャンパーに支持されています。設営には複数のポールが必要なので、初心者よりも経験者向けといえます。特徴は以下のとおりです。
- 空間効率が高く、内部に広々とした居住スペースを最大限に活用できる
- 強風に強い設計がされており、キャンプで好んで使用される
- ベンチレーションや収納スペースなどの機能が充実しており、長期のキャンプに適している
- ファミリーキャンプやグループでの使用に適した大型モデルも多く、持ち運びには苦労する面も
- サイドに出入り口や窓が設けられ、換気や採光に優れている
- 地面との接触面積が大きいため、固定には特に注意が必要である
どちらかというと、中級者以上の方やファミリーキャンパーの利用率が高い
ワンポールテント
初心者さんにオススメしたいのがワンポールテント。火の粉に強いTC素材のものも多く、中央のポール1本で支えるシンプルな構造なので設営が簡単。素早くテントを立てられます。
中上級者にも人気の『サーカスTC』もワンポールテントです。ワンポールテントには以下の特徴があります。
- 中心付近は高さがあるため、立って着替えができるモデルも多数
- シンプルな形状で設営が非常に簡単
- ティピーやピラミッド型など、デザインが特徴的で女性にも人気がある
- 通気性が良いが、風に弱い場合があるため、風の影響を考慮した設置が必要となる
- 軽量で持ち運びに優れており、バックパッキングやソロキャンプに適している
- 形状的に端は狭いため荷物置き場に利用したり、テント内のレイアウトを考える必要がある
- サイズは2~4人用が一般的だが、大型のグループ用テントも存在する
ワンポールはとにかく設営が簡単、冬キャンプにも向いているため、冬はワンポールテントが沢山ですね
僕自身が使っているワンポールテントは『WAQ Alpha T/C SOLO DX』必要なものが全て標準装備で揃っているため初心者さんにもオススメ!
»【レビュー】ソロキャンプ初心者にオススメ!『WAQ Alpha T/C SOLO DX』を徹底レビュー
ツールームテント
Coleman
ツールームテントは、リビングスペースと寝室スペースに分かれた構造を持つテントです。プライバシーが保たれやすい構造となっていて、家族や友人とのキャンプでの使用に適しています。ツールームテントの特徴は次のとおりです。
- 一つの部屋は寝室、もう一つはリビングや荷物置き場として利用可能である
- より広いスペースで、快適なキャンプが可能
- 比較的大きいため設置には時間がかかる場合が多く、広いキャンプ場を選ぶ必要がある
- テント内での活動範囲が広いため、長期間のキャンプや悪天候時にも快適に過ごせる
- 防水性や通気性にも優れたモデルが多く、快適な居住空間を維持する
- 一般的に重量が重いので、車でのアクセスがしやすいキャンプ場向けである
- 複数の入口が設けられているものも多く、出入りの利便性が高い
- シーズンごとの使用を考慮し、適切な素材や機能を持つものを選ぶ必要がある
ツールームはファミリーキャンパーに人気ですね
ロッジ型テント
テンマクデザイン
ロッジ型テントは家型のデザインを採用した高い天井と広い居住スペース構造になっています。長期滞在やリラックスを重視するキャンプに最適です。特に多人数でのキャンプやファミリーキャンプに適しています。ロッジ型テントの特徴は以下のとおりです。
- 立っての移動や活動が容易で、ストレスフリーでの滞在が可能である
- 分割可能な寝室エリアを持つモデルもあり、プライバシーが確保しやすい
- 通年使用を想定した断熱性や耐候性に優れたモデルが存在する
- 大型であるために設営に手間がかかる場合もあるが、居住性は高い
- ベンチレーションが充実しているモデルが多く、快適な室内環境を提供する
- 重量があり、場所を選ぶため移動型キャンプには不向きな場合が多い
- 高価なモデルが多いが、耐久性や機能性を考慮するとコストパフォーマンスは良い
ポップアップテント
amazon
ポップアップテントは、簡単に設営できるテントの一種です。畳んだ状態から開くだけで自動的に形が整うため、初心者や設営を素早く済ませたい方に特に適しています。ポップアップテントの特徴は以下のとおりです。
- 通常のテントよりも軽量で持ち運びに便利である
- サイズや形状のバリエーションも豊富で、特にコンパクトなデザインが人気である
- 主に簡易的なアウトドアやフェスティバルで利用される
- 使用後の折りたたみにはコツが必要なため、事前の練習が推奨される
- 防水性に優れたモデルもあるが、耐久性は一般的に高くない
簡単設営が利点な反面、耐久性に多少不安が残るので、宿泊キャンプよりは日帰りフェスなど向け
その他のテント
他にも多数のテントの種類が存在し、自分のキャンプスタイルに合わせた選択が大切です。以下のテントも参考にしてください。
- タープテント
- 自立式のオープンな構造で、日差しや雨から保護してくれるテント
- ジオデシックテント
- 複雑なポール構造で高い安定性があり、極地や高山向けのテント
- キャビンテント
- 直立した壁があり、居住空間が広い家族向けのテント
- ハンモックテント
- ハンモックをベースにした、地面に触れずに設置するテント
- インフレータブルテント
- ポンプで空気を入れて設営。ポールの代わりにエアチューブを使用するテント
- ルーフトップテント
- 車の屋根に取り付け、地面から離れた場所で寝泊まりするテント
- バックパッキングテント
- 軽量でコンパクト、一人旅やバックパックツーリスト向けのテント
- ビーチテント
- 日よけ機能を重視し、砂浜での使用に適したデザインのテント
- ペット用テント
- 小動物やペットが使用するための小型のテント
- スクリーンハウステント
- メッシュの壁で虫を防ぎつつ、通気性を確保したリビングスペースを持つテント
自分に合ったテントを選ぶことでアウトドア活動がさらに楽しく、充実したものになります。
テントの選び方
アウトドア活動を快適に楽しむには、テントの選び方が重要です。寒さや雨から身を守り、安全で楽しい時間を過ごすために、適切なテントを選びましょう。テントを選ぶうえでのポイントは、以下のとおりです。
- 使用用途
- 使用人数
- 耐久性と防水性
- 持ち運びやすさ
- 設営のしやすさ
- 予算とコストパフォーマンス
使用用途
使用目的に応じたテント選びが大切です。テントはアウトドア活動の可能性を広げる重要な装備。使用環境や目的に適したものを選びましょう。
- 家族や友人とキャンプをする場合
- 広々としたスペースを確保できるファミリー向けのテント
- 山登りやハイキングなどをする場合
- 軽量でコンパクトなデザインのテント
- ソロキャンプをする場合
- 2人用~のテントを選ぶと、スペースの余裕ができる
ソロキャンプであっても2人用~を選んだ方が快適です
テントはイベントでの利用や緊急時の避難所としても役立ちます。レジャーで日よけや休憩スペースとしての使用も可能で、自然の中での写真撮影や観察活動の基地としても最適です。
使用人数
使用人数を考えるのも大切です。キャンプ期間が長いほど荷物は多くなる傾向があります。テントの大きさによって重量と収納サイズが増加することを念頭に置いて選びましょう。適切なテントを選べば、快適にアウトドアを楽しむことができます。
- ソロキャンプやバックパッキング向け
- 1〜2人用の小型テント。軽量で持ち運びも簡単なため、ひとり旅にはぴったり。
- カップルや親子向け
- 2〜3人用のテント。ちょうど良いサイズ感で、家族との交流も楽しめる。
- 小グループや家族連れ向け
- 4〜6人用のテント。プライベート空間を保ちつつ、仲間内での楽しい時間を過ごせる。
- 大人数でのグループキャンプやイベント向け
- 6人以上を収容可能な大型テント。広々としていて、集団での活動をするのに適した空間を確保できる。人数分のスペースだけでなく、荷物を置くスペースも考慮する必要あり。
耐久性と防水性
テント選びでは、耐久性と防水性が非常に重要です。風の強い高山や海辺で使用する際は耐風性の検討も必要になります。ダブルウォール構造のテントは通気性と防水性に優れ、多様な天候に対応可能です。厳しい条件下でのキャンプを想定するなら、より耐久性に優れたテントを選びましょう。
耐久性のあるテントかどうか判断するポイントは以下のとおりです。
- 素材の厚みと織り密度を確認する
- UVカット加工や撥水加工が施されている
- 焚き火の火の粉に強い素材である(TCやコットン)
- 耐摩耗性のある素材や強化されたポールが使用されている(頻繁に使用する場合)
防水性の有無を判断するポイントもあります。下記を参考に、最適なテントを見つけましょう。
- 耐水圧表示が高いほど防水性が優れており、一般的に3,000mm以上が理想である
- テントの底面(グランドシート)も防水処理されている
- 雨漏り防止のため、シーム(縫い目)にシームテープやシーリング加工がされている
どれだけ耐久性に優れたテントでも、適切なメンテナンスは必要不可欠です。テントを定期的に清掃し、撥水加工を施すなど、適切なケアが長持ちさせる秘訣です。耐久性と防水性を考慮して選んだテントも、適切な手入れでさらに長く愛用できます。
テント生地比較
商品例 | 軽さ | 火への耐性 | 雨への耐性 | |
ポリエステル | オガワ、ステイシーST2 | ★★★ | ★★ | ★★★★ |
TC(ポリコットン) | テンマクデザイン、サーカスTC | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コットン | 各種軍幕系 | ★★ | ★★★★ | ★ |
ナイロン | OneTigris 、ハンモックオーニングROCDOMUSホットテント | ★★★★ | ★ | ★★★★ |
主流はポリエステルとコットンの、いいとこどりしたTC(ポリコットン)
持ち運びやすさ
持ち運びやすさも重要な点です。以下を参考に、自分の活動に最適なテントを選びましょう。
- 重さ
- 軽量テントは持ち運びに便利で、ハイキングや登山に適している
- パックサイズ
- 小さく収納できるテントは移動時のスペースを取らず、バックパックにも収まりやすい
- 収納袋
- 持ち手やショルダーストラップが付いた収納袋があると、携帯に便利になる
- 分割可能なポールとフライシート
- 複数の人で運ぶ際に荷物を分散できる
- 軽量素材の使用
- ナイロンやポリエステルなど、軽量で丈夫な素材のテントが持ち運びに適している
設営のしやすさ
設営のしやすさはテント選びに直結します。簡単に設営できるテントは、特に初心者やファミリー層に最適です。設営のしやすいテント選びの主なポイントは以下のとおりです。
- ポールの数が少ないほど設営が簡単にできる
- クリップ式でフレームにカバーを取り付けるタイプが手軽である
- ポップアップテントは自動展開で設営時間の短縮が可能になる
- カラーコーディングされたポールとスリーブがあると間違いにくい
- ベルクロやジッパーの操作が簡単である
- 重量と収納サイズが設営の手間を左右する
上記を意識して選ぶと、労力や時間も節約できるためおすすめです。
予め設営手順を把握しておくのも効率良く設置するコツの一つ。付属の説明書が分かりやすいか、一人でも設置可能かどうかも重要な点です。
» ソロキャンプのレイアウトを解説
予算とコストパフォーマンス
予算はテント選びの重要な要素で、価格帯には幅があります。初心者向けのテントは、リーズナブルな価格で基本的な機能が揃っています。高価なテントは耐久性に優れ、特殊な機能を備えている場合が多いです。
よく使う予定がある場合は、初期投資として多少高めの予算をかける価値があります。セールやアウトレット品の利用で、コストを抑えつつ良質なテントを手に入れることが可能です。最新技術が取り入れられた新製品は価格が高めですが、場合によっては価格以上の価値があります。
中古市場も選択肢として検討すると、予算を抑えられるでしょう。最も重要なのは、自分のニーズと予算を照らし合わせて、最適なテント選びをすることです。
今後キャンプを長く続けるか心配な場合は、まずはレンタルサービスを利用するという選択肢もあり。車が汚れなかったり、家のスペースを圧迫しないというメリットもあります!
» hinataレンタルが選ばれる3つの理由【口コミ評判を徹底調査】
まとめ
テント選びは、楽しいキャンプやアウトドア活動を成功させるための重要な要素です。適切なテント選びが、天候や環境に左右されず、快適で安心感のある宿泊体験を実現してくれます。テントの種類には以下のものがあります。
- ドームテント
- トンネルテント
- ワンポールテント
- ツールームテント
- ロッジ型テント
- ポップアップテント
- その他のテント
使用用途や人数に合わせてテントのサイズと種類を選びましょう。耐久性や防水性の確認も大切です。
バイクキャンパーやバックパッカーは軽量なもの、焚き火を楽しみたい方にはTCやコットン。予算とコストパフォーマンスを考慮して、長期間満足して使用できるテントを見つけましょう。
適切なテント選びは、アウトドアの楽しみを大きく引き立ててくれます。ぜひ慎重に選んでください。
» ソロキャンプの始め方を解説
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