こんにちは。ソロキャンプ歴15年、キャンプインストラクターのすけさんです。
僕も愛用している、Winnerwell Nomad View Mサイズを徹底レビューいたします。本機で僕自身薪ストーブは3台目、今までで一番良いと思える薪ストーブでした!
おすすめポイント
- 組み立て式ではなく一体型で作りが堅牢
- サイドには大きなガラス装備でゆらめく炎が楽しめる
- サイドシェルフは料理の保存、持ち運びハンドルとして使用可能
- スパークアレスター、灰落としスクレーパー標準装備
- 煙突含む全てが薪ストーブ本体に収納可能
- 天板を外せば直火調理可能
- オプションパーツが豊富
- 品質の高いWinnerwell製、サビに強いSUS304
テント内での薪ストーブの使用はメーカー推奨ではありません。使用する場合は自己責任の元、一酸化炭素警報器の設置、換気を確実に行うなどの対策を講じる必要があります。
- 日本キャンプ協会公認インストラクター
- JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー
- ソロキャンプ歴15年
- モットーは来た時よりも美しく!
ウィンナーウェルノマドビュー 各サイズのスペック
Sサイズ | Mサイズ | Lサイズ | |
---|---|---|---|
素材 | ステンレス304 | ||
組み立てサイズ(ストーブ+煙突) | 377 x 459 x 高さ1,825 mm | 380 x 200 x 高さ2,260mm | 459 x 249 x 高さ2,750mm |
パイプの直径 | 53mm | 63mm | 89mm |
重さ | 約6.4kg | 約9.4kg | 約15kg |
付属品 | 付属品:本体x1、ダンパー付き煙突x1、煙突x4、スパークアレスターx1、火格子x1、炭落とし用スクレーパーx1、日本語説明書 | ||
スペシャルパッケージ付属品 | 「ウォータータンク」、「防火マット」、「収納ケース」 | ||
価格(薪ストーブ 本体セット) | 38,280円 税込) | 49,800円(税込) | 63,800円(税込) |
価格(スペシャルパッケージ) | 49,800円(税込) | 63,800円(税込) | 74,800円(税込) |
金額ではSサイズが一番安いからSサイズでいいかな~
Sサイズは薪を使用する場合、切らないと入らない可能性がありますね。以前のストーブで経験がありますがこれが結構大変なんです。。
サイズを選ぶときは、テント内で使用するならテントサイズとストーブのサイズのバランス、テントとの煙突の太さ、長さのバランス、なども考えたいです。
僕は『WAQ Alpha T/C SOLO DX』にMサイズ使用で煙突長も丁度よく、下記写真の状態で十分幕内暖かかったです。一般的なソロテントならMをオススメしたいです
WAQ Alpha T/C SOLO DX+『Mサイズ』
オススメのワンポールテント!
»【レビュー】ソロキャンプ初心者にオススメ!『WAQ Alpha T/C SOLO DX』を徹底レビュー
スペシャルパッケージにするかどうかは、好みでよいです。僕はウォータータンクや防火マットは必要なく、収納ケースは別で用意するので、薪ストーブ 本体セットを購入しました。
Mサイズをオススメしたいですが、Sサイズが欲しい方は燃料に『オガライト』を使うと良いですよ。下記のように簡単に手で折って、長さ調節することができます。
amazonはちょっと高いですね、コメリで10kg1,000円ぐらいで売っています
ウィンナーウェルノマドビュー Mサイズの詳細
パーツ一式:ある程度必要な装備が揃っている
薪ストーブを使用するのに最低限必要な装備は揃っています。
この他に使用するパーツとしては以下のものが挙げられます。
薪ストーブの使用に必要な備品類
- 煙突ガード(幕内でストーブ使用する場合)
- 一酸化炭素警報器(幕内でストーブ使用する場合)
- ロープ、ペグ(煙突を固定するため)
- 焚き火シート
- 皮手袋
- トング
- 煙突掃除ブラシ
僕は下記の煙突ガードを使用しています。煙突ガードを購入する際は、念の為煙突の直径に対応しているか確認しましょう。
ウィンナーウェルも煙突ガード出しているんですが、お高いんです。メーカー品が良い方はそちらを検討してくださいね
冬キャンプの始め方を解説!
»【冬のソロキャンプ完全ガイド】安全で快適に過ごすためのポイントを解説!
収納状態:全てのパーツがストーブ内に収納可能
ストーブ本体の中に煙突、スパークアレスター、炭落とし用スクレーパー、火格子など全て収納可能です。僕は別売りの延長脚も煙突内に入れています。
まだスペースに余裕があるので、一酸化炭素警報器2個、ストーブ本体の温度計も一緒に入れています。
煙突の入れ方によっては入りにくいことも。買った時の収納状態を覚えておくと良いですよ!
耐熱ガラス:正面と側面に一つ、ゆらめく炎が楽しめる!
正面ガラス:13cm×6cm
サイドガラス:26cm×12cm
何といってもこの大きなサイドガラスから見る炎が魅力ですよね!こちらは僕のインスタで恐縮なのですが、年末に琵琶湖の見える奥琵琶湖キャンプ場で炎を楽しみながら、お酒を飲んでる様子です。
このときは最高でしたね~
サイドシェルフ:便利に使える置き場所
僕が今まで使ってきた2台の薪ストーブにはこのサイドシェルフがなかったので、かなり便利だと感じました。料理中の『ちょっと置いておきたい』時にめちゃくちゃ便利でした。
広さも十分。テーブルを使わないで済むので、スペースを有効活用できますね
天板:取り外して直火調理が可能
天板の一部を外すと直径約13cm、ここで直火で調理することも可能です。あまり個人的には使わないところです。直接火に当てるとクッカーは煤で多少汚れはしますね。
空気取り込み口:3段階で調整可能
全閉状態
1段階開
2段階開
もちろん全開状態も可能。ダンパーの開閉とこちらでの空気の取り込みの調整で火力をコントロールします。
付属品
ダンパー
煙突の中に1本だけダンパー付きの煙突があります。これを一番下に持ってきて、本体に接続します。
ダンパーの調整レバーは、自分が座る方向に向けて本体に接続すると良いですよ
ドラフト(上昇気流)が強すぎると、熱をどんどん外へ排出、薪の持ちも悪くなります。ダンパーの開閉を調整することでドラフトの調整をすることができます。
レバーの向きと、ダンパーの『開』『閉』の状態を本体に接続する前に覗き込んで確認しておきましょう。
ダンパー『開』
ダンパー『閉』
ダンパーは完全に閉じてしまうと、煙が逆流する可能性があり危険です。消火の際もダンパーは完全に閉じないように注意しましょう。
スパークアレスター
スパークアレスターは一番上に取り付ける煙突です。これがあることにより煙突から火花を外に放出するのを抑えます。
少しでも火花の放出を抑えた方が、テントへのダメージを軽減できますね
スパークアレスターには3箇所突起が付いており、ここにカラビナを引っ掛けてロープに結んでペグダウンします。
あまりに風が強いときは薪ストーブが倒れる危険もありますので、諦める判断も必要です。
炭落とし用スクレーパー
火格子の下に溜まった灰を掻き出したり、燃え切った灰の処理にスクレーパーを使用します。あまり注目されない部品かもしれませんが、これかなり便利です。
灰の処理をするのに、スコップなどがあればよいのですが、何も持ってないと中腰でストーブを持ち上げ、扉を片手で開けた状態でバケツなどに入れることになると思います。
腰を痛めるし灰も飛散しやすく、周りの方に迷惑をかけることも
これがあれば手も汚さず容易に前方から灰を掻き出すことができます。
また円形の天板を外して直火調理するのに使用します。
延長脚(別売り)
別売りですが、延長脚を取り付けることによって、目線の高さで炎を楽しめるようになります。また地面への熱の伝わりもかなり軽減されます。
Winnerwell
使い方
高さの比較のため脚を1段階伸ばした状態と2段階伸ばした状態の写真を撮りました。
1段階延長
2段階延長
違いがわかりづらかったですね、すいません
多少地面が凸凹しているところでも各脚で多少調整することが可能です。
収納ボックス(別売りの無印良品 頑丈収納ボックス 大を使用)
収納ボックスは『無印良品 再生ポリプロピレン入り 頑丈収納ボックス 大』を購入しました。
無印良品
Mサイズだと十分収納可能で、少し余裕もありますので空いたスペースに追加の煙突も収納できますね。
無印良品のページを見ると、簡易的な腰掛けとしても使用可能とのことで使い勝手が良いですね!
無印良品
ウィンナーウェルノマドビュー Mサイズの口コミ
ウィンナーウェルノマドビュー Mサイズの口コミを集めました。良い口コミも悪い口コミも集めました。悪い口コミは少なかったですね。
ウィンナーウェルノマドビューのMサイズのスペシャルパッケージです。炎が観れる。四角いw。オプションパーツが豊富。作りがしっかりしている。脚が4本で安定している。オプションの水のタンクは必須です。お湯の保温は貴重でストーブの横に掛けれるの便利です。天板の上で調理が出来る。 pic.twitter.com/TWQyFKweiw
— 青空 (@aozora25255963) January 1, 2023
薪ストーブで、海鮮鍋ですっ!!
— 柊大河 (@hiiragitaiga) December 30, 2019
使って数時間にして、ウィンナーウェルのノマドビューM購入してよかったですっ!!
ぬくぬくしすぎて、眠さが…笑笑 pic.twitter.com/SMP92OxFv5
僕の使ってるのはこれ。欲しい機能全部ついてる。
— 華路 (@hanaji_VFR) June 11, 2020
ただSよりMサイズの方が良い。釜口小さいので1合釜が入らない。一般的なサイズの薪が入らない。
Winnerwell Nomad View S/ウィンナーウェル ノマドビュー 薪ストーブ Sサイズ スペシャルパッケージ 【日本正規品】 Winne… https://t.co/EReJxiZoaV
人気の薪ストーブ、ウィンナーウェルノマドビューMサイズの特徴↓
— ひで@京都好き・子育て・カメラ (@tekutekuhidesan) January 18, 2022
✓サイドに大きなガラス窓
✓ステンレスで錆びにくい
✓丸フタがはずせて直火調理も可
✓サイドシェルフで保温OK
✓そこそこの長さの薪が入る
✓オプション豊富
暖もとれる万能選手!
詳しくはコチラ↓https://t.co/MBEDBymjo4
俺は起きている時は薪スト、寝ている時は石油ストーブに切り替えてます💦
— ペッカー ☆JIMNY Camper☆ (@wild_pecker) September 8, 2024
理由は、薪ストだと寝ている時に薪をくべることが出来ないので💦
ちなみに薪ストはウィンナーウェル ノマドビュー Mサイズを使ってますが、私の感覚では高さが低いと感じたので延長脚を購入して付けて使用してます。… pic.twitter.com/WNQSpzksWU
この方は高さが低いと感じたようで、延長脚を使われていますね
薪ストーブは使用2回目なので、色々分かった事がある。撤収時、とにかく煙突が外しにくい。あと、煤掃除がめっちゃ時間かかる。キャンプ場での撤収時は、せめてどちらかにしたい。外して持ち帰り、家で煤掃除かな。煙突ガードの熱対策は耐熱フェルトを巻くだけで問題なし。#薪ストーブ pic.twitter.com/XJ20Yw2TG5
— ぐれっグル (@gureggggru1) December 11, 2022
この方は煙突がかなり外しにくかったそうですね。僕は煙突は家に帰ってからブラシで掃除しています。
ウィンナーウェルノマドビュー Mサイズのメリット、デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
一体型で作りが堅牢 大きな窓で炎が楽しめる オプションが豊富 サイドシェルフで保温が可能 全てが本体内に収納可能 標準装備が充実している 直火での調理も可能 | 安いとは言えない金額 長距離持ち歩くには重い サイドガラスは片面のみ、左手で薪を投入する形になる |
僕はこの『ウィンナーウェルノマドビュー M』で薪ストーブは3台目です。今までは2台共組み立て式を使っていました。
やはり一体型は圧倒的に頑丈です。もちろん組み立て式には、コンパクトになる、軽い、などのメリットがありますが、この堅牢な感じは安心感がすごいですね。
この薪ストーブに限る話ではないのですが、ガラスに煤は付きます。薪が水分を含んでいたりすると付着しやすいです。自分は皮手袋着用で火傷に注意しながら、トングにウェットティッシュを掴んで、灰を付着させガラスを拭いたりしています。
ストーブの歪みに関しては、悪い点とは思っていません。どの薪ストーブでも歪みは発生するものだと思っているからです。メーカーページにも記載があります
winnerwell
悪い点に挙げた、サイドガラス正面から炎を楽しもうと思うと、どうしても左手で薪を投入することになります。ストーブに手が触れないように薪バサミで投入するのですが、少しやりにくいです。
個人的には右側に扉が付いていてくれれば、っていうところなんです
この問題を解消できる商品がウィンナーウェルから登場しており、片面だけでなく両面ガラス装備、さらに外気吸入型の二次燃焼ストーブです。
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外から酸素を取り入れることにより、テント内の酸素消費を軽減することができます。一酸化炭素中毒のリスクを軽減し、二次燃焼システムにより効率的な燃焼を実現している商品です。
薪ストーブをテントの真ん中に配置、囲む形で複数人での利用にもダブルビューは向いていますね
まとめ
僕自身気に入って使っている、『ウィンナーウェルノマドビュー Mサイズ』。とにかく頑丈で長く使っていけると実感しています。
今まで安価な商品を買って、所々壊れたりしたのを無理に使ってきました。こちらはストレスなく使用できる安心感があります。
実際に使って評判の良いメーカー商品はやはり間違いないのかな、と思いました。ウィンナーウェルの薪ストーブは決して安くない金額ですが、買って損することはないと思っております。
友達にも堂々とオススメできる商品ですね
また、新しい選択肢としてダブルビューもあります。一酸化炭素のリスク軽減、燃焼効率アップと金額は高くなりますが、魅力的に感じる方も多いと思います。
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テント内での使用は自己責任とはなりますが、僕は一番好きなキャンプシーズンは冬で、これからも冬キャンプを楽しんで行きます!
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